西表の王者!?実は...・サキシマハブ
撮影:星野一三雄撮影:「ばいかだ」

和名:サキシマハブ


学名:Protobothrops elegans 旧学名 Trimeresurus elegans

分布
与那国島、波照間島以外の八重山諸島。沖縄本島にも移入。
生態
人家の周辺から山地まで広く分布しています。夜行性で小型哺乳類を中心に様々な脊椎動物を食べます。ハブほど気は荒くなく動きも緩慢です。
全長
50〜100cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
西表や石垣島にいるハブですがホンハブとは別種です。毒も弱く動きも緩慢なためそれほど危険なヘビではありません。
体色は灰褐色で背中が褐色。暗褐色の斑紋があります。
飼育
おとなしいとはいえ毒蛇です。飼育すべきでないでしょう。
※2006年6月1日施行の「(改正)動物の愛護及び管理に関する法律」により「特定(危険)動物」として指定され、日本国内での飼育等には都道府県知事の許可が必要です。
コメント
なかなか、きれいなヘビです。生息地では駆除の対象になっているようです。様々な目的で沖縄本島に持ち込まれホンハブとの雑種を作ったりしているそうです。雑種は毒の成分も異なる可能性もあり血清も作りにくそうですのでむやみな放逐は慎む必要があるでしょう。
また、本種と間違われて他種のヘビが殺されるようなこともあるそうです。
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