観光施設の落とし物・タイワンハブ
撮影:寺田 考紀

和名:タイワンハブ


学名:Protobothrops mucrosquamatus 旧学名 Trimeresurus mucrosquamatus

分布
沖縄本島。原産は台湾、中国南部、インドシナ半島北部。
生態
原産地では山地森林から集落周辺まで幅広くすんでいます。食性も幅広く鳥類、哺乳類、カエル、爬虫類などを食べています。
全長
情報なし

解説
1970年代にハブ製品の材料とするために沖縄本島のいくつかの観光施設に輸入・搬入されたそうです。沖縄本島の名護市で1993年以降小型の個体を含めた多数の捕獲目撃情報が確認されたため国内への帰化・定着が認められました。
サキシマハブに似ていますが、タイワンハブの方が頭部が細長く、毒牙も長いそうです。
と言うわけで、平成17年6月をもって「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって「特定外来生物」に指定されました。
飼育
やめましょう。
平成17年6月をもって「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって「特定外来生物」に指定されたため、指定前から飼育していて、飼育許可を得ていなければ、飼育することはできなくなりました。あらたに愛玩用に飼育することも禁止です。写真および飼育の情報は平成17年6月1日以前のものです。
コメント
危険な生き物ではありますが、人間の都合で連れてこられ帰化してしまった彼らに、なんとなく同情をしてしまいます。
サキシマハブやハブとの交雑なども懸念されています。何にしても、これ以上は帰化爬虫類を増やさないようにしたいですね。
写真を提供してくださった寺田 考紀さんに心から感謝しお礼申し上げます。寺田さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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