幻のヘビ(本土編)・シロマダラ
撮影:travis幼蛇 撮影:菅野泰伸

白化型シロマダラのページ

和名:シロマダラ


学名:Dinodon orientale

分布
北海道(札幌近郊)、本州、四国、九州、奥尻島、佐渡島、隠岐、壱岐、五島列島、男女群島の女島、種子島、屋久島、硫黄島、伊豆大島
生態
平地から山地にかけて広く生息しています。夜行性で昼間は狭い隙間などに隠れています。トカゲや小型のヘビを食べています。
6〜8月に1〜9個ほどの産卵をし45日ほどで孵化するようです。
全長
30〜70cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
灰色がかった地色に黒色横帯が胴体に40個前後あります。特に幼蛇は白が鮮やかでシロマダラという名前に納得がいきます。
日本全国、分布していないところを探すのが大変なほど広い分布ではありますが、個体数が少ないのかそれとも、よほど目に付きにくいのか非常に発見しにくいヘビです。
飼育
とにかく餌の確保が問題になります。ほとんどマウスに餌付いたという話を聞きませんし、餌付かせるべきなのかと言うことにも議論が生じるでしょう。それさえクリアしてしまえばサキシママダラと同様のケージで飼育できるかもしれません。飼育している方の話では餌の確保さえしてしまえば餌付きも良く丈夫なようです。
コメント
非常に美しく大きさも手頃で魅力的な種ではありますが、その食性と希少性から幻のヘビに最もふさわしいと思います。ただ、なぜこれほどの分布でここまでの希少性を持っているのか何もわからないままです。研究の成果を待ちたいと思います。
写真を提供してくださったtravisさんと菅野泰伸さんに心から感謝しお礼申し上げます。



サキシママダラのページへ
サキシマバイカダのページへ
日本の蛇(ヘビ)のページへ
INDEXページにもどる