美しき侵略者・タイワンスジオ
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撮影:小菅 |
和名:タイワンスジオ
学名:Elaphe taeniura friesi ※ただし2002年よりOrthriophis taeniura friesi も使われることがある
- 分布
- 沖縄本島(人為分布)。台湾が原産。
- 生態
- 民家付近や森林で見られます。腹部の側面の鱗が発達していてこれを木に引っかけて上手に上ります。ほ乳類や鳥類を良く餌にします。
- 全長
- 160〜220cm。最大は270cm。
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
- 解説
- 背面が黄褐色で比較的明瞭な黒斑が首から後ろにあります。スジオの名の通り尾の側部に明瞭な黒条があります。舌は真ん中が黒く両側が白色です。ちなみにサキシマスジオの舌は赤です。
沖縄島に帰化した個体は食用や薬用、皮の利用のために持ち込まれた物のようです。
- と言うわけで、平成17年6月をもって「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって「特定外来生物」に指定されました。
- 飼育
- アオダイショウと同様でよいと思われます。
- 平成17年6月をもって「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって「特定外来生物」に指定されたため、指定前から飼育していて、飼育許可を得ていなければ、飼育することはできなくなりました。あらたに愛玩用に飼育することも禁止です。写真および飼育の情報は平成17年6月1日以前のものです。
- コメント
- かなり、美しいヘビだとは個人的に思うのですが、大型であるのでこのままでは生態系への影響が懸念されます。
- で、何度か国内で帰化しているであろう場所へ足を運んだのですが、未だに出会うことがありません。出会ったからどうするってわけでもないんですが...
- スジオナメラの中で最大の亜種であり、大型の個体はとてつもない迫力です。しかもキレイ。なのに特定外来生物になってしまったので、これから新たに飼育をすることが禁止になってしまったのは本当に残念です。正直、こればっかりは愛好家が悪いわけじゃないんですけどね...
私も1匹だけ、きちんと許可をとって飼育をしています。大切にしていきたいと思っています。
- 写真を提供してくださった小菅さんに心から感謝しお礼申し上げます。小菅さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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