実は国産最大種・サキシマスジオ
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撮影:寺田 考紀 | 撮影:「ばいかだ」 |
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西表産 撮影:星野一三雄 | 宮古産 撮影:櫻井勇仁 |
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西表産 幼蛇 撮影:星野一三雄 |
和名:サキシマスジオ
学名:Elaphe taeniura schmackeri ※ただし2002年よりOrthriophis taeniura schmackeriも使われることがある
- 分布
- 宮古島、大神島、池間島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、石垣島、西表島、小浜島。
星野確認・・・宮古島、西表島
- 生態
- タイワンスジオと同様です。道路などで体をいっぱいに伸ばしているようなところが発見されることもあります。
- 全長
- 160〜220cm
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
- 解説
- 日本に生息する唯一のスジオです。「スジオ」の名前は尾に明瞭な黒条があることから名付けられました。体色はくすんだ黄褐色ないしオリーブ色で、黒斑が散在します。舌は赤色です。
生息地では最大のヘビです。
- 幼蛇はやや体色が明るく、細かい斑紋が入る以外は著しく成体と外見が異なることはありません。
- 飼育
- アオダイショウと同様でよいでしょう。
- で、ようやく!!やっと...苦節○○年!!2007年7月13日に待望の産卵に至りました〜!!!とりあえずヨナグニシュウダとともに、国産のヘビの中で最も殖やしていかなければいけない種類であろう本種の産卵にまでこぎ着けました!!
- 西表島産のペアで産卵数は6個!!卵は概ね9cm×3cmでかなり大きいモノです!!白いイモみたい...
絶対に、ここに孵化報告をできるようにします!!!
- 感激ー!!ついに私にもできました!!上の卵が64日目に孵化しました!!!結局半分の3匹だけでしたが...産卵まではなんとかなりますが孵化させるのが難しいヘビのようです。
- コメント
- 尾の筋が美しいヘビです。おとなしく人にもなれそうな気がします。宮古島では夜に発見しました。ただし、数はあまり多くはなさそうなので無計画な採集と飼育は控えたいと思います。
- 世界的に見ても分布地がとても狭いのですから、間違いなく貴重なヘビです。比較的人気もあり、ショップなどでも販売されていることがありますが、とにかく分布する島へ行ってみましょう。そんなその辺にゴロゴロしているようなヘビではありませんから。そういう価値観を養ってから飼育に臨んで欲しいヘビですし、飼育するからには繁殖は義務であると言っても過言ではないと思います。私もまだまだ頑張ります!!
- で、ようやく私も飼育下での繁殖に、1回だけですが成功させることができました。本当に、多くの方々にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
なんか大げさだなと思われるかもしれませんが、それほどきちんと飼育下での繁殖に成功させ、それを軌道に乗せて、せめて流通する個体は飼育下繁殖個体だけにしなくてはいけないヘビだと思っています。まだまだ第一歩。ここからサキシマスジオCB化の道を広げていきましょう!!
- 寺田 考紀さんと「ばいかだ」さんと櫻井さんに心から感謝しお礼申し上げます。寺田さんと「ばいかだ」さん、櫻井さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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