いったい何個体が生息しているのだろう・ミヤラヒメヘビ
撮影:ばいかだ撮影:若林光之

和名:ミヤラヒメヘビ

学名:Calamaria pavimentata miyarai

分布
与那国島。
生態
森林の倒木下や石の下で見つかります。ミミズや昆虫 (柔らかくて小さいもの)を食っているようです。(「ばいかだ」著:「日本の蛇」より)
体長
全長270〜370mm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
基本的にミヤコヒメヘビそっくりですが、ちょっと大きいようです。ミヤコヒメヘビと同じく首のくびれはなく、尾は尖り、体背面は暗褐色、腹面は黄色で黒緑色の斑点が点在する。目は小さく瞳孔は丸い。
マレー半島やインドシナ半島などに分布するナガヒメヘビCalamaria pavimentataの亜種です。1995年までは4個体しか見つかっていませんでしたが1996年には50個体程が側溝に落ちて死に、危機感が漂っています。その後も1997年、1998年と死亡個体が見られています。環境庁指定絶滅危惧種Ⅱ類です。(「ばいかだ」著:「日本の蛇」より)
また、観察した方の話によると「擬死」ともとれるような行動をとったようです。

飼育法
生態がほとんどわかっていないので飼育はほとんど無理だと思われます。オキナワヒメヘビと同様ならばどうでしょう?
コメント
大変貴重な種類で本来ならば天然記念物に指定されても良いのではないかという気がします。本種の写真はおろか説明も書けないと思っていたのですが「ばいかだ」さんのおかげで開設できました。
写真と情報を提供してくださった「ばいかだ」さんと若林光之さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんと若林光之さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ミヤコヒメヘビ(ヒメヘビ、オキナワヒメヘビ)のページへ
ホンドヒバカリのページへ
日本の蛇(ヘビ)のページへ
INDEXページにもどる