問題は乾燥対策・ミヤコヒメヘビ
撮影:ばいかだ

和名:ミヤコヒメヘビ(オキナワヒメヘビ、ヒメヘビ)

学名:Calamaria pfefferi

分布
宮古島、伊良部島。
生態
(以下「ばいかだ」著:「日本の蛇」より)森林の倒木下や石の下で見つかります。夜行性のようです。半地中性のため、倒木や石の下から見つかります。
全長
16〜20㎝。
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
枯れ葉が堆積しているようなところに生息しているようですが地表にも出てくるようです。私は偶然砂浜の上をはっているのを発見しました。ミミズなどの土壌生物を餌としているようです。環境庁指定の絶滅危惧種Ⅱ類です。

飼育法
20センチほどのプラケースで飼育しました。生息地を再現するために腐葉土などを入れましたが普段は滅多に出てきませんでした。
餌としてフツウミミズを入れましたが食っているのかどうかは確認できませんでした。他のヘビの場合はハイドボックスだけにして潜れるところを作らずに餌をとるところを観察してから飼育にはいるのがよいようなのですが何しろこの大きさなので乾燥の対策が難しそうです。ピンクマウスの脚やしっぽ、肉片などならば食べることができるかもしれません。
とぐろはほとんど巻きませんがあまり活動的ではないようなのであまり広いケージは必要なさそうです。残念ながら死なせてしまいました。原因は湿度不足だと思われます。この手のヘビは湿度管理がポイントだと思います。環境庁から希少種に指定されています。
コメント
小さくておとなしくミミズのようですが一丁前に舌をちろちろ出します。腹面がオレンジ色できれいなので飼育できればいいのですが餌の確保、栄養の問題をクリアしなければいけないと思います。
見ることができただけでもラッキーでした。日本の爬虫類の奥深さを再認識させられました。
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