1998年11月9日
書き下ろし 2001年10月25日更新 |
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いよいよ,しし座流星群の極大の日が迫ってきました。
皆さんは,どんな思いでこの日を迎えることでしょうか? 楽しみ方[1] 見て楽しむ 1.服装 あったかい服装(スキーウェアでも寒いかも・・) 帽子,マフラー,手袋(軍手?),カイロなど 2.持ち物 懐中電灯,あったかい飲み物,夜食,レジャーシート(アルミの貼ってあるものが温かい),折りたたみのイス その他,星座早見盤,双眼鏡,望遠鏡,カメラ類など必要に応じて 3.クライマックスまでの過ごし方 (1)18日夜半まで ひたすら晴天を祈りましょう。移動可能な場合は,ひまわり画像や天気予報などを見ながら観察場所を決めることになります。 (2)19日午前0時〜 しし座が東の空からのぼってきます。そろそろ観察開始。(このころに東から上に昇るような流れ星がポツポツ見え始めたら,大出現の可能性があるかも・・・) 4.クライマックス[19日午前2時??〜]の過ごし方 (1)数分間に1個程度見られたら 「おお!これがしし座流星群の流れ星か〜」と感慨にひたりましょう。 (2)1分間に1個程度見られたら 願い事に挑戦 (例)「出ろ!出ろ!出ろ!」「カネ,カネ,カネ」など。数分言い続ければ,タイミングがぴったりなこともあるにちがいありません。 (3)1分間に10個程度見られたら 口をポカ〜ンと開けて立ちすくむかな。双眼鏡で,輻射点(しし座の大鎌あたり)の場所を見ると,流れ星がわくように出現する様子が見えることでしょう(暗い流れ星ほど数は多くなります)。 (4)それ以上 スタートレックのワープのシーンみたいに,自分が宇宙に吸い込まれるような錯覚に陥ることでしょう。 5.薄明開始〜日の出 午前5時過ぎから少しずつ東の空が明るくなり始めます。空の暗いところでは黄道光も見ることが可能です。日の出はだいたい6時半ごろなので,観察は5時45分〜6時頃までが限度。仕事や学校がある人や,遠出をした人など,ゆとりをもって行動できるようにしましょう。 |
楽しみ方[2] 撮って楽しむ![]() 1.必要な機材 シャッター速度でB(バルブ)やT(タイム)のあるカメラ, レンズ(28〜50mm程度の明るいもの), レリーズ(シャッターを押した状態のまま保てるもの), 三脚(がっしりしたもの), フィルム(ASA400〜800程度を推奨), その他 カイロ,テープ,雲台など 2.撮影のポイント (1)フィルムの装填は早めに(装填中流れることがよくある) (2)レンズの焦点距離は∞。 (たまにチェックしないとズレる) (3)レンズは1〜1段半は絞る。普通の明るいレンズは,開放で使うと,中心だけが明るく,周辺が暗い写真になります。(ただしF3.5以上のレンズは絞らなくてもよいと思います。) (4)構図は,明るい星を入れて。しし座,オリオン座,おおいぬ座,ぎょしゃ座あたりがねらいめか・・。(自由雲台があると早めに構図が決められる) (5)撮影時間は1コマあたり5〜10分程度。ただし街灯などがある場所では1〜3分が限度でしょう。(昼間の写真みたいになってしまう) (6)夜間の撮影では,金属やガラスに露や霜がつくことが多くあります。事前に,カイロ(ベンジン式あるいは,カイロ灰式のもの)を輪ゴムやタオルなどでレンズにくくりつけ温め続ける必要があります。(使い捨てカイロはすぐに冷えてしまうので不可) (7)同様にフィルムも湿気があると浮き上がってしまうので,1枚撮るごとに巻き取り部分をガムテープなどで固定したほうがよいでしょう。 3.どの程度の流れ星が写るのか? カメラを向けた方向に流れ星が流れたからといって,かなり明るいものでないとフィルムには残ってくれません。また,非常に明るい流れ星が流れると「流星痕」という煙のようなものが数分間見えることがあり,その変化の様子も絶好の被写体となります。家庭用ビデオカメラでも,金星ぐらいの明るさの流れ星は写ると思いますが, 絞りやピントなどはマニュアルで合わせる必要があります。 その他 もし,不幸にしてその時間帯に晴れなかったり,不覚にも眠ってしまった場合は,テレビや新聞のニュース,あるいはインターネットの速報などを見て悔しがりましょう。出かけていたら交通事故にあったかもしれないとか,流星だけが天文現象じゃないさといった開き直りの精神も大切です。 |
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