おうしVSオリオン?

 比較的明るい星が多い冬の星座は街中であっても形をたどれるものが多くあります。

 中でもオリオン座は冬の星座の代表として一番良く知られている星座です。2つの1等星を含む長方形の中に1列に並んだ3つ星。こん棒をふりあげる狩人オリオンの姿が夜空に浮かび上がります。
 また,オリオンの右上,赤く輝く1等星アルデバランが目玉,V字の星の並びのヒアデス星団を顔とするおうし座もひと目でそれとわかる星座です。(このアルデバラン,98年は何度か月に隠される現象が見られます)
 
 実際に寒空の中,2つの星座を見ていると,互いに一触即発でにらみあっているような印象を受けます。
 ギリシャ神話によると,オリオンのお目当ては,おうしではなく,おうしの左肩の場所にあるプレアデス星団ということになっています。

 プレアデスは7人姉妹で,彼女たちを気に入ったオリオンにしつこく追い回されていました。逃げ疲れた姉妹は7羽のハトに姿を変え空へ飛び上がり,やがて大神ゼウスによって星になったとされています。
 一方,おうし座は大神ゼウスがフェニキアのエウローパ姫をさらう時に化けた雄牛の姿とされています。
 こうしたギリシャ神話をもとにすると,この2つの星座の関係はプレアデス姉妹を追うオリオンを盾となって守る大神ゼウスとしてとらえることができそうです。

 また,「ヨーロッパ」は,ゼウスによってさらわれたエウローパ姫の上陸したところからつけられた名前とされています。

      
*参考文献 藤井 旭の四季の星座教室
  
            冬の星座案内へ

             星空写真集へ

             トップページへ
写真データ
 おうし座vsオリオン座
1997年10月 1日 01:30〜38 35mm F2.8
フジASA800 岩船郡神林村 南大平キャンプ場にて撮影