撮影:「ばいかだ」 |
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海外の個体は1度に1〜2個の固着性の卵を竹の茎や樹皮下などに産み付けることなどが知られています。なお、指下板の発達が弱くあまりすべすべしたところなどを上るのは得意ではないようです。(「ばいかだ」さん情報)
日本ではメスしか見つかっていないため単為生殖をしている可能性も指摘されています。
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ
なお、写真の個体のしっぽは自切した後の再生尾です。また、その特異な形態から多種と見間違えることはないと思いますがホオグロヤモリとは尾にトゲがないこと、オンナダケヤモリとは後肢後縁に膜状のひだがないこと、指下板に二分していないものがあること、オガサワラヤモリとは指下板が覆っている部分が少ないことなどで見分けられるはずです。オンナダケヤモリと一緒に写っている写真があります。
2000年5月に宮古島で採集した雌が9月になってから産卵しました。卵径は7×5mmという小ささです。3週間ほど経ってから他のヤモリの有精卵のように色がピンク色になってきたので、どうやら単為生殖は本当のようです。
卵は93日後の12月に無事孵化しました。孵化した幼体の体長は13mmで、尾まで入れると25mmでした。なぜか尾は赤い色が強いです。現在、ショウジョウバエを餌に飼育中です。
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