撮影:姉崎 悟 |
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爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ
本種はボウトンヘビメトカゲCryptoblepharus boutonii の亜種ですがこの種は太平洋上の島々に広く分布しており現在では36の亜種に分けられています。本種はその亜種の一つです。漂流物などに乗って分布を広げて島によって分化を遂げたのでしょう。
しかし体列鱗数などの形態的な特徴を調べてみると、亜種ではなくCryptoblepharus nigropunctatusとして独立種にした方が良いのではないか、という考え方もあります。
2006年6月20日に飼育中の父島産の個体が3個の卵を産みました。卵径は13.5mm×7mmです。
で、上の卵のうち2個が2006年8月28日に孵化しました。孵化した幼体は体長28mmで、ほとんど外見の特徴は成体と変わりませんでした。
現在、何回か飼育に挑戦しているのですが、やや湿度の管理が難しいようで、指先の脱皮不全を起こさせてしまったことが何回かあります。また頭が小さいのでイエコの3令程度の大きさを、コンスタントに準備しなくては飼育できません。日光浴も好みます。
写真を提供してくださった姉崎悟さんに心から感謝しお礼申し上げます。姉崎さんのHPはhttp://www.shimanotori.com/です。