水辺が好きな黒いヘビ・ガラスヒバァ
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撮影:寺田 考紀 | 若い個体 撮影:星野一三雄 |
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撮影:「ばいかだ」 |
和名:ガラスヒバァ
学名:Amphiesma pryeri
- 分布
- 奄美諸島と沖縄諸島のほとんどすべての島。
- 星野確認・・・沖縄本島、徳之島、伊平屋島、久米島、奄美大島、加計呂間島
- 生態
- 夜行性で山際の湿地、田圃、河原など水気のあるところに多く見られます。カエルやオタマジャクシ、小型のトカゲなどを食っていると思われます。
5月下旬から8月下旬に2〜6個の卵を産卵することが知られています。
- 全長
- 45〜88cm
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
- 解説
- 体が細長く尾も長いです。緑がかった黒褐色から暗灰色で所々に明斑があります。鱗にはキール(稜線)が発達しています。
後牙類の毒蛇ですが咬傷例はないようです。結構、咬まれたと言う話を聞きますが何も影響がなかったと言うことです。
- 飼育
- ヒバカリと同様でよいでしょう。餌はカエルや魚などが考えられますがピンクマウスも食わせることができるようです。ただし、一応毒を持っているので注意はしましょう。
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- コメント
- 徳之島では夜間にリュウキュウカジカがたくさんいるところに集まっていたようです。必ず水が近くにあるところにいました。渋い体色で黒が強い個体は美しいです。
- 本種が生息している島では、もっとも普通に見られるヘビと言えるかもしれません。普通は夜にカエルがいそうで水がある場所に行くと見かけることができます。ただし、なぜか小さい個体が多く、あまり大きな個体には出会っていません。
それに何より、かなり素早いヘビで写真を撮るのも一苦労...
- ちなみに尾をつかむと自切というか、体をグリングリンねじって長い尻尾が切れてしまいます。よく見るとフィールドで出会う個体も尾が切れているのが結構多いです。
- 島による斑紋等の差があるようで、伊平屋島の個体は首の模様が他の島の個体とちょっと違っています。いや、写真...撮っていませんです。はい...
- 写真を提供してくださった寺田 考紀さんと「ばいかだ」さんに心から感謝しお礼申し上げます。寺田さんと「ばいかだ」さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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