これがヘビの安産体型?・ヤエヤマヒバァ
撮影:「ばいかだ」

和名:ヤエヤマヒバァ


学名:Amphiesma ishigakiense

分布
石垣島、西表島
生態
山際の田圃の周辺、水辺、山地で見られます。カエルを主食としているようです。
卵胎生で卵ではなく仔ヘビを産みます。夏から秋にかけて5〜8匹の幼蛇を産みます。
全長
60〜80cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
ガラスヒバァA.pryeriの亜種とする場合もあります。茶褐色地に黄色がかった細い横帯が並びます。腹部は黄色みがかった個体とクリーム色がかった個体がいるようです。
卵胎生という特徴を持ったヘビですが生息地では比較的多いようです。後牙類の毒蛇ではありますが毒も弱く咬傷は聞いたことがありません。おとなしいようです。
飼育
ヒバカリと同様に飼育できると思われます。
1999年3月から石垣島産の個体の飼育を始めました。飼育設備は70cmの衣装ケースを改造した自作ケージを利用しました。床には新聞紙とその上に人工芝、バットに水を入れてシェルターに植木鉢を利用しました。
餌は金魚、各種カエル、オタマジャクシなどを試しましたがことごとく失敗。特にニホンアカガエルの生きたものを与えたときは体半分飲み込んだところでアカガエルの逆襲にあい、その後しばらく拒食を続けました。しかし、脱皮後ようやく、冷凍したニホンアカガエルを食いました。 今後の飼育も油断はできません。ちなみに沖縄で本種を飼育している友人は餌用の金魚に餌付けたようです。特に温度による環境整備が肝要なようです。残念ながら私は飼育開始後2週間で雌の個体を死なせてしまいましたが、原因は不明で「突然死」としか言いようがないです。
一応毒蛇ですから少なくとも脱走だけは注意しましょう。
コメント
同じヒバカリの仲間で、なぜ本種だけが卵胎生と言う繁殖方法を獲得したのかがとても不思議です。写真を見る限りでは非常に美しいヘビで飼育良くをそそられてしまいます。
写真を提供してくださった「ばいかだ」さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」
写真を提供してくださった「ばいかだ」さんと情報を提供して下さったヒネコさんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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