新潟県立 自然科学館 プラネタリウム夏番組
         「星夜の花嫁」〜夏の天の川めぐり  


      (2)七夕の星をさがす

セイヤ「ばっかばかしいな,星空観察なんて,本で読んだから知ってるよ。」
先生「じゃあ,織り姫星と彦星がどこにあるか知ってるかい?」
セイヤ「天の川の東側にあるのが織り姫星で,西にあるのが,彦星です。」
女の子「阿賀野川?」
セイヤ「あ・ま・の・が・わ。たくさんの星が帯みたいに集まっているところ。そんなことも知らないのかい。」
女の子「じゃあ,七夕の日に2つの星は,天の川をこえてくっつくの?」
セイヤ「そんな訳ないだろ。だいたい,織り姫星と彦星の間は,宇宙で一番はやいスピードで飛んだって14.5年もかかるほど遠いんだよ。1日でくっつく わけないじゃん。」
先生「セイヤ君。天の川と,織り姫星と彦星が今どこに見えているかみんなに教えてやってくれよ。」
セイヤ「えっ,今どこにって・・・・,み,南の空だよ。織り姫星は夏には南の空高く見えるって本に書いてあったもん」
男の子「じゃー,どの星か指で指してみろよ!」
セイヤ「うーんと・・・・・」

先生「よしよし,先生が教えよう。東の空を見てごらん。3つの明るい星が,とんがり屋根みたいな三角形を作ってるだろう。一番上の星が織り姫星で,右側の星が彦星なんだ」
男の子「なーんだ。ちっとも南の空じゃないじゃないか」
セイヤ「うそじゃないもん。だって本に書いて・・・。」
先生「星は時間や季節によって動いていくからね。織り姫星が高くのぼってくるのは,七夕の頃で,午後10時すぎ,8月なら午後8時半すぎになるのさ。」
セイヤ「ちぇっ,ややこしいなぁ。」

 女の子「先生,さっき,3つ星をみつけたよねぇ。もう1つの星は,なんていうの?」
先生「ああ,これかい。この星は「デネブ」っていうんだ。」
セイヤ「外国語でしっぽっていう意味なんだよ。」
先生「おーさすがだな。じゃぁ織り姫星や彦星は外国語でなんていうか知ってるか?」
セイヤ「織り姫星は「ベガ」彦星は「アルタイル」だったと思いますけど。」
先生「そう。大正解。この3つの星でできた三角形は「夏の大三角」っていうんだ。夏の星は,この三角形を目印にさがすといいんだぞ。」

先生「さて,この3つの星は,それぞれ違う星座の星なんだ。ベガはこと座。西洋の竪琴の形だ。アルタイルはわし座。神様が鷲の姿に変身してるんだ。デネブははくちょう座だ。羽をひろげて飛ぶ,白鳥の姿だ。くちばしのところに光る星は「アルビレオ」って言うんだが,なんかこの名前に聞いた覚えはないかな?」
男の子「あ,サッカーの・・・・・。」
先生「そう。新潟のサッカーチームの「アルビレックス」の名前はこの星からきてるんだ。アルビレオは二重星といって,2つの星が,よりそって見える星なんだ。」
*プラネタリウム夏番組「星夜の花嫁」は,6月13日より 8月30日まで 新潟自然科学館で投影されています。
       
 星夜の花嫁

  脚本 波田野聡美(五藤光学研究所)   演出 奥木 普(五藤光学研究所)
  企画 伊藤紀幸(新潟県立自然科学館) 制作 株式会社五藤光学研究所
       キャスト(声優) セイヤ・・冬馬由美  先生・・平野正人  男の子・・佐藤智恵
   女の子・・鈴木砂織  ?・・矢島晶子 
  

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