最も早くに独立しました・クメトカゲモドキ
和名:クメトカゲモドキ(ヤマシナトカゲモドキ)
学名:Goniurosaurus kuroiwae yamashinae
- 分布
- 久米島
- 生態
- クロイワトカゲモドキと同様です。
- 全長
- 140〜190mm
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ
- 解説
- 以前はマダラトカゲモドキに含まれていましたが独立した亜種になりました。様々な研究によって、どうやら5亜種のうち最も原始的な形態を残すようで、早くから他亜種から独立していたと言われているようです。
幼体の写真を見る限りではオビトカゲモドキに似ているようですが頭部に不規則な斑紋があるようです。
成体と幼体を実物で見ましたが、オビトカゲモドキよりも大きく、体も太いような印象を受けました。特に、斑紋と目の虹彩は赤みがなく黄色みが強いです。
もちろん、沖縄県指定の天然記念物に指定されています。環境省版のレッドリスト(レッドデータブック)では2006年の改訂時にイヘヤトカゲモドキと並び最悪の「絶滅危惧IA類」になってしまいました。
- 飼育
- 天然記念物ですから採集、飼育はしてはいけません。
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- コメント
- 本亜種の分布域である久米島は比較的自然環境も良好に保たれており、今すぐ絶滅の危機にさらされているような雰囲気はありませんでしたが、ほとんどの生息域で林道や舗装道路が通っており生息域の分断があるかもしれません。
世界中で久米島にしかいない動物です。確実な保護対策が得られることを希望します。
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