きましたね。メガドラのキワモノゲームを語る上で外せないあいつが。そう、マイケルジャクソンの「MoonWalker」ええ、私も練習しましたよ、ムーンウォーク。
年がばれますやね。
マイケルが人気絶頂だった頃の１０年以上も前に製作された横スクロールアクションで、ゲーム性そのものは別段見るところはありませんが、何がすごいって、マイケルの動作に対するこだわりです。
キャプチャー用の機材だってろくなものがなかったであろう当時によくこれだけリアルに動かしたもんです。どっと職人の執念を感じますね。しかもその動きすべてが無駄だらけで素敵。ドアをあける度にくるっと回転してみせたり、何もないところであの爪先立ちポーズをやってみせたり、突然「ぽー！」と叫んでみたり。マイケルを愛する人以外には投げ付けるコントローラがいくつあっても足りないことでしょう。
でもいいの。
マイケルだから許すの。
そして極め付けはゲーム史に惨然と輝くおばか攻撃「ダンスマジック」。
その場にいるすべての敵が集合してマイケルとレッツダンス。どんな敵も拒めません。マイケルと並んでスリラーダンスやムーンウォークをしては力つきてばったりと倒れます。まじかい！当然BGM全てマイケル。「ビリージーン」や「ビートイット」「バット」など、さながら80’sヒットメドレーの様相を呈してきます。エミュでも実機でも、まだ体験していないなら、ぜひ一度やってみて下さい。２０代後半以上の人は特に。ダンス攻撃を見るだけでもその価値はあることでしょう。
イエス！マイケル万歳！
