2001年1月の木星画像

2001年1月の画像から作った木星展開図

 晴れる日が少ない新潟の冬ですが,寒気が抜けると意外に安定した気流に恵まれることがありました。観測日数6 画像数20
 今シーズン,南南温帯縞(以下SSTB)に3つの白斑が等間隔に並んでいる様子が観察されていました(6日(UT) 2系100〜140度付近)。その間隔が徐々に縮まってきています。GRS前方のDSは2系47度付近にあり,ゆっくりとGRSに近づいています。EZsのGWSは6日には1系50度付近に,STBの永続白斑「BA」は17日に2系250度付近に確認できますが,両方とも次第にわかりづらくなっています。NEBnにはBargeが2系30度,145度,185度,265度,310度付近に,Notchが2系195度付近に確認できます。
               2001年1月6日の木星画像
 粉雪を降らせる雲が時折通り過ぎる天候でしたが,寒気が少しぬけたためか,この季節にしては比較的安定した気流の状態が続きました。衛星イオとその影が通過しています。衝を過ぎて影のできる方向が11月以前とは逆向きになっています。GRS(大赤斑)手前の暗斑とGWS(大白斑)が3枚目あたりから確認できます。
DS=45.4°GRS=75.7° いずれも体系2
               2001年1月17日の木星画像
 途中,雪雲が通り過ぎたものの,寒気が少し緩んだためか比較的安定した大気の状態でした。2,3枚目に永続白斑が確認できます。NEBにはいくつかバージやノッチがあり,フェストーン付け根からのびるリフトも発達しています。
               2001年1月21日の木星画像
 大赤斑点前の暗斑(DS)を撮影しようとしましたが,雲に阻まれてしまいました。一般的に冬場はシーイングが悪いようですが,寒気が緩むと意外に安定していることがあります。SSTBの3つ並んだ白斑の距離が徐々に狭まっています。
              2001年1月29日の木星画像
 まだ見かけの太陽との位置が離れているため,日没(新潟17:05)少し前から撮影が可能でした。SEBnの変化がおもしろそうです。また2系200°のNTrZの白斑前後に見られたバージのうち後方ものが埋もれて確認できなくなっています。この後天候が悪化。
新潟県立自然科学館 60cm反射望遠鏡 K-40mm拡大撮影
SONY デジタルビデオカメラ DCR-TRV20画像より各8〜12枚合成
Enhanced 最大エントロピー法を使用
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