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有吉文学の数ある作品の中から、私のお気に入りを10作品紹介します。
好きな作品がたくさんあって、絞り込むのは至難の業。
順位付けなんて、とってもできません!!
有名な女実業家富小路公子の死の真相について、27人もの人物が語る。謎に満ちた生き様。彼女は稀代の悪女なのか、はたまた麗しい善女なのか。そしてその死は自殺なのか、他殺なのか。
鹿児島からの4日に一度の連絡船しかない不便な離島「黒島」。スターへの夢を絶たれた門万里子が、この「忘れられた島」へ行き、二十日間ほどを過ごす話。
幕末の公武合体策の犠牲となった和宮の東下に材を得た歴史小説。なんと和宮は偽物であった?歴史の陰に隠された謎が解き明かされ、悲劇に泣いた女性の姿が描き出される。
明治時代、和歌山の素封家に生まれ育った女性「花」の生き様を描いた作品。著者自身の家系がモデルになっていることで有名。幼少の頃の著者の様子も伝わって来て、興味深い。
進駐軍の黒人兵士と結婚し、ハーレムで暮らすようになった日本女性の物語。彼女の目に映る複雑な人種差別の実態。その絶望的な状況を、彼女は乗り越えることができるのか。
さまざまな毒性物質の複合汚染によって、私たちの環境は恐ろしいことになっていた。著者はストーリーテーラーとしての能力を遺憾なく発揮し、分りやすく、読みやすく、その問題を描出してくれている。
有吉さんが文化人類学者の友人に誘われて、ニューギニアの奥地を訪れた折のことを描いた紀行文。たいへんな秘境で、行くまでの苦労、現地での苦労に、抱腹絶倒間違いなしである。
秀吉から家康へと移り変わる時代を背景に、歌舞伎の創始者と言われる阿国の生涯を描いている。有吉文学切っての大作で、綿密な調査に基づいて描かれた、優れた歴史小説である。
「女性として、どう男性に対するか」という問題が論じられている、ユーモアたっぷりの随筆。
痴呆老人を扱って、当時の流行語にもなったほどの有名な作品。誰もが避けることのできない「老い」。身近な家族が痴呆になったら、もし自分が痴呆になったら。深刻な問題を暗くならずに読ませる名作。
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