DIYでメンテナンス[MAINTENANCE]
車のメンテナンス(修理&保守)は、長期劣化を防止するためには必須です。 メンテナンスせずに長期に渡り新品状態を維持してくのは不可能だと思います。 エンジン、シャーシ、ボディを20年20万Km以上維持することを目標にしたシビックEG6のメンテナンスデータです。
車のボディメンテナンスには専用品は要りません。 内外装の樹脂、ゴム製パーツ、ダッシュボードなど室内メンテナンスにはシリコンスプレー。 ボディ、レンズ、窓ガラスのメンテナンスにはポリマーコーティング。 専用ケミカル品は要りませんでした。この2つでボディメンテナンスは殆ど出来ました。
DIYメンテナンス(修理&保守)データ (DATE:2010/05更新)
名称 | 製品(メーカー) | 交換 | コメント |
エンジンオイル | カストロールRS(10W−50) | 2千Km | エンジン始動時(低温時)に油膜が厚いことで油圧が上がるまでの金属接触を減らせ、オイルとは油温が上がるほど粘度が下がるため、走行時(高温時)には粘度(油膜)が下がり過ぎないことも重要です。そのため、始動時5Wより固めの10Wを選択し、走行時は走行条件によって30〜50で使い分ける必要があります。ストリートでは油温は75℃前後で、高温時の油温100℃に達してないためく、粘度は高温時の#nと低温時n−の比率の両方で判断するべきです。 |
ミッションオイル | モービル1DE(5W−40) | 1年 | シビックEG6純正ミッションオイルは、ホンダウルトラMTFまたはエンジンオイル10W−30です。ホンダ車のミッションオイルは柔らかいのが特徴です。(一般的には75W相当が普通です。)ここを更に柔らかい5W−40を使っています。燃費やアクセルレスポンスなどがかなり良くなりますがメンテナンスに気をつけて、シフト失敗でギヤ鳴りさせた場合はすぐに交換しています。ミッションオイルにはフィルターが存在しないため、鉄粉を取るドレンボルトぐらいしかありません。ギヤがかけた場合には、鉄くずが循環しギヤを更に傷めます。 |
LLC | 日産純正LLC | 2年 | ホンダ、日産などの冷却水(LLC)は緑色なので、一般入手しやすかった日産製を使っています。(現在のホンダ車は青色に変わりました。)量販店に売っている非純正LLCは着色が異常で濃すぎです。性能面を考慮するなら、どこのメーカーでも構わないので純正品を使うべきです。適当に作ったようなLLCは使いたくありません。 |
パワステフルード | ホンダ純正PSF−Ⅱ | 10万Km | シビックEG6などホンダ車は純正以外は使用できません。パワステフルードは基本的にメーカー純正品を使うべきです。量販店に売っている汎用品は使うべきではないと思います。 |
ブレーキフルード | ホンダ純正DOT4 | 1年 | ブレーキフルードDOT3またはDOT4を入れるようにと蓋に書いてあります。ブレーキフルードは2年に一度の車検整備で必ず交換すべきです。ブレーキフルードを交換することでキャリパーなどの錆を抑制することも出来ると思います。キャリパーやパッドのメンテナンスもこのときに行うべきです。 |
クラッチフルード | ホンダ純正DOT4 | 1年 | ブレーキフルードDOT3またはDOT4を入れるようにと蓋に書いてあります。クラッチオイルは入れ過ぎると吹きこぼれる点に注意が必要で、リザーバータンクのフロートを含めた液量が適正です。ブレーキフルードはボディに付着すると塗装がはげるのでこぼれたら直ぐに水で洗い流します。 |
ボディ | 住友3M液体ポリマーワックス38026 | 不定期 | 最初の頃はワックスを使用していましたが現在はポリマーを使用しています。ワックスは洗剤で洗車後ワックスがけしますが、ポリマーは塗り重ねが基本のため水洗いして乾燥後上塗りするだけです。洗剤を使わなくて済むということは、環境に優しいことを意味します。洗剤を使うことは環境問題のほか、脱脂することで車のゴム系パーツを傷めてしまいます。ポリマーはコーティング剤であり、ワックスと違いボディを保護した上、綺麗な状態が長く持続します。 |
レンズ類 | 住友3M液体ポリマーワックス38026 | 不定期 | レンズのくすみをとるようなスプレーも販売されてるようですが外からコーティングしても効果はほとんどないと思います。ポリマーをかけるとレンズの表面の僅かな汚れも拭き取れコーティングされるので十分クリアになります。レンズのくすみはバルブに熱が加わり寿命が短くなるためメンテが必要です。 |
燃料添加剤 | STP | 1年 | 水抜き、インジェクションクリーニング効果のあるものを入れてます。燃料タンクを満タンにしないため水が貯まる可能性があるため。洗浄効果を感じたことはありません。 |
ウォッシャー液 | 水道水 | 不定期 | 市販のウォッシャー液はボディのポリマーには良くないので使いません。ただ、水道水だとパイプなどにカビの発生と冬の凍結に注意が必要です。(市販品に変える予定。(^^;;;汗) |
室内メンテナンス | シリコンスプレー | 年2,3回 | ダッシュボードなどの樹脂パーツは保護スプレーしないと硬化や色あせします。ダッシュボードとドアノブ周りの手で触れやすい部分は特に劣化しやすいので重要です。実は専用のスプレーを使うより浸透性のあるシリコンスプレーの方が効果があることを発見しました。シリコンスプレーは色あせをとることが出来ます。 |
ウインドウ | 住友3M液体ポリマーワックス38026 | 不定期 | 窓はワックスをかけると油っぽくなりますが、ポリマーは問題ありません。(物にもよるかも知れませんが)内外両面にかけます。窓の上げ下げがスムーズになり、曇り防止と撥水効果があり、市販の曇り止めはいりません。 |
ゴムパーツ | シリコンスプレー又はラバースプレー | 不定期 | ゴムはほっておくと硬化しぼろぼろになるため、保護スプレーはしたほうがいいようです。特にドア、ハッチバックのウェザストリップなどのシールゴムは定期的に塗ってます。ここも専用のラバー保護スプレーよりシリコンスプレーのほうが効果がある気がします。シリコンスプレーはゴム樹脂を痛めません。 |
樹脂パーツ | シリコンスプレー | 不定期 | 外装の樹脂パーツの劣化にもシリコンスプレーが効果あります。黒の外装樹脂パーツが色あせると白っぽくなりますがシリコンスプレーで元の真っ黒になりました。しかも持続性があります。内装の保護スプレーやタイヤワックスではすぐに色あせします。 |
錆止め | クリア塗料 | 不定期 | 錆びの補修にはクリア塗装やタッチペイントで十分です。ブレーキローターは新車時から錆びてる場合もあるようなので購入時は錆止めをするのもお勧めです。車体裏も専用のスプレーよりクリア塗装したほうが、錆び、汚れ防止効果が高く綺麗に仕上がります。 |
エアクリーナー | K&Nエアクリーナー(無限DC2R用エアクリーナーボックス) | 1万Km | K&Nフィルターの取扱説明書には、防塵、吸入性能が高く、35回の洗浄、再生が可能とあり、性能低下は僅か3%とあります。購入時には高くても洗浄再生可能なので結果的には安く済みます。また、取り付けてるエアクリーナは兄弟車のインテグラTypeR用の無限製の大型エアクリーナーボックスで吸気効率は純正の3倍近いと思われ、これを更に改造し外気吸入し純正同様に慣性吸入仕様にしています。 |
シビックEG6のメンテナンスに使ってる製品
名称/コメント | イメージ |
住友3M液体ポリマーワックス38026 | |
シリコンスプレー | |
日産純正LLC | |
クリア塗料 | |
車は10万Km走行であちこち劣化するため寿命と考えるのも正しいですが メンテナンスをしっかりしていれば20万Kmは走行出来るように思います。 現在17万Km(2009/6)に達してますが、異常振動、きしみ音、ひずみ、雨漏り、錆など全くありません。