エンジン吸気効率性能比較(吸気系チューニング・パーツ評価)
シビックEG6には市販品で性能のいいエアクリーナーはありません。 つちのこチャンバーなどの内気吸入タイプは評判ほどよくないようです。 低速トルクがダウンするのは構造上エンジンルーム内で吸入し、走行時のみ外気吸入するためでしょう。 また、外気と内気を入れ替わり吸入すると吸気温度が安定せずエンジンフィーリングが落ちる可能性もあります。
DC2エアクリーナーボックス流用も問題があります。 プラットフォームが同一とはいえ、ボディの形状が違うためネジ穴が一箇所も合わず固定することができません。 エアクリーナボックス下の吸入口も合わないため、一つも合う場所がありません。 ポン付けどころか、加工してもあわせることが出来ませんでしたので使用は不可能と考えていいです。 それでもボックスで外気吸入できることと、効率のいい円筒形のエアクリーナーは捨てがたいのですが。
最もベストな方法は純正エアクリーナーボックスからジャバラパイプを通す方法です。 バンパーのフォグ取付位置に穴を開け市販のアルミ製ジャバラパイプをエアクリーナボックス直下の インテークチューブ穴からバンパーフォグ位置まで通します。 ジャバラパイプ両端はバンドなどでしっかり固定します。これで、完全に外気吸入できます。 雨の日はダクト穴のジャバラパイプをバンパー内側に収めることで回避できます。
効果はバンパー内側よりむき出しのほうが吸入空気を押し込む効果があるのは確かで効果は体感できました。
バンパー内側だけでも純正よりはるかに効果があることも体感できます。
低速トルクアップ、スムーズな加速、低-中-高速まで効果があることを確認しました。
低速、中速、高速まで効果がある理由を推測すると、 純正エアクリーナーは慣性吸入する構造のため吸入ダクトが長くなっています。 ジャバラパイプに変更しても純正と同じくダクトが長いため同じように慣性吸入できるためだと思われます。
欠点は吸入口が低いので、雨の日の水しぶきによる雨水の浸入と排気ガスを直接すわないように、 車間距離をあける点でしょう。(ただしダクトはバンドでとめるため、条件によって出し入れは簡単に出来ますが。) そして、外気を直接吸入するとエアクリーナーの詰まりが早いことを確認しました。
純正エアクリーナは多少小さいので、吸入抵抗を下げる方法を探していましたが、外気吸入にすることが吸入効率 に繋がり、問題にするレベルではなくなりました。
※外気ダクト化して約2年2万Km経過後のインプレです。
思った以上にエアクリーナーの詰まりが早いことが判明して、エンジン回転の伸びやラム吸入効果を体感できるのは1万Kmもたない気がしました。
純正エアクリーナーは小さいので効率のいい大型のエアクリーナーと遮熱板を使った外気吸入化の検討に入りました。(^^)ゞ ぽりぽり
F・バンパーのジャバラパイプからエアクリーナーまでの落差は、25cmほどあります。
そのためジャバラパイプに適切な水抜き穴をあけておけば、大雨でも雨水浸入は有り得ないようでした。
ジャバラパイプを使うようになって4年ほど経過しましたが、雨水が浸入した形跡は一度もありませんでした。 |
現在の仕様は、無限製インテグラDC2TypeR用エアクリーナーボックスを使い、同じくジャバラパイプで外気を慣性吸入する方式にしました。 EG6純正エアクリーナー+ジャバラパイプの欠点を補う、大容量エアクリーナーでの外気慣性吸入仕様となりました。 |