マグネット・チューニング効果(インジェクター近くに取り付け)
マグネット・チューニングなる製品が複数のメーカーから発売されてるようです。 ですが効果を上げるための最も重要な取り付け方法の情報が抜けてるような気がします。 ただ燃料ホースに巻くだけでは効果が薄いのです。
マグネット・チューニング(燃料ホース磁石)
マグネットの位置がずれないようにこんな製品が役に立ちます。 |
インジェクション車にはこのようなデリバリーパイプがあり、ここから各インジェクターへ燃料が送られます。 |
デリバリーパイプのホース連結部にマグネットを取り付けます。ゴムキャップを加工してホースに巻いてバンドすると完全に固定できます。(両端を固定します。) |
チューニングが進んでいない10万Km走行時のマグネット位置は、右にいっぱい(デリバリーパイプに最も近い位置)に詰めていました。その後複数のチューニングをしてくことで、チューニングパーツにより燃焼速度(火炎伝播速度?)が上がるためか、マグネットの位置をどんどん遠ざけないと最も馬力が引き出せる上支点後10°前後に合わなくなってしまうようです。 |
マグネットはいくつものメーカーから発売されてますが、実は磁石の性能よりもデリバリーパイプに近づけて装着できるかが最も重要なのです。 ネオジウム磁石であれば効果が高いように思えるのですが、左右にゴムが分厚く付いてる某製品は製品内部の磁石がデリバリーパイプから遠くになるため効果が薄いのです。 また、一箇所集中で強力な磁石をつけるより2連、3連で付けたほうが効果がある可能性があります。 写真の製品は効果的ですがプラスチックのため外すときに硬化してて割れたことがあります。(^^;;;汗
恐らく現在の燃費を重視した車にはこの手の製品は効果がない気がします。 何故なら燃費を上げる方法はノッキングすれすれまで点火時期を進めることにあるからです。 逆にパワー重視にするにはもう少し遅らせる必要があるようです。 (マニュアルで点火時期調整可能なディストリピュータ仕様の車でテストすると分かります。) マグネット・チューニングはノッキングを避けるために安全マージンを設けてる車には効果が期待できますが、 低燃費仕様の車では最初からノッキングすれすれにしてECUで点火時期を細かくコントロールされてるはずで、 効果が期待できるのは古い仕様の車だと思います。 |
現在の燃費仕様の車は、通常はノッキングすれすれの点火時期とし、 アクセルON時の加速で、一時的に点火時期を遅くして馬力を引き出します。 これにより、低燃費+馬力を維持します。 燃費にはノッキングすれすれの進めた点火時期が良く、馬力には上支点後10°前後が良いとされてるのです。 |