スプールバルブP/K交換作業 VTEC(オイル滲み発生箇所)
(通算2度目の交換)
スプールバルブパッキンは、B16A/B16B/B18CなどVTECエンジンのオイル漏れBEST3に入る箇所と思われます。 9.5ラチェットセット程度で簡単にパッキン交換はできますが、3本を均等に締め付けることが重要で、工具の入りづらい場所のため、作業は簡単にはいきません。
スプールバルブパッキン交換手順
順 | 名称/コメント | イメージ |
1 | 今回はタイミングベルト作業のついでのため、カムエンドシールを外したついでに交換しています。スプールバルブパッキンは、比較的簡単な作業ですが、3本のボルトの取り外しには、KTC製9.5のラチェットセットくらいは必要です。 | |
2 | 写真では、もうパッキンを外してしまってます。スプールバルブの溝の部分にパッキンをしっかり収め、完全に脱脂状態で取り付けます。 | |
3 | 新品スプールバルブパッキン(左)と外したスプールバルブパッキン(右)です。VTECはこのスプールバルブで切り換わります。高い油圧がかかるためオイルが滲むようになります。 | |
4 | こういった、KTCなどのラチェット、エクステンション、ジョイントは必須です。均一に3箇所のボルトを締め付けます。 | |
5 | 取り付け終了です。シールパッキンは、高くてもグレーのホンダ純正品を使いたいですね。黒(トヨタ系)、赤(日産)は勘弁したいです。また、カーショップで購入できる一般品は使わない方が無難です。 | |
スプールバルブパッキン、カムエンドシール、タペットカバーシールは、 オイル漏れ(滲み)が起きた場合、同じ位置に当たるため、 漏れの原因がどれに当たるか判断が難しいです。 特にカムエンドシールは、スプールバルブパッキンと見間違えやすいです。
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