カムシャフトシール交換作業(エンジン・シールパーツの交換)
カムシールと、クランクシールを交換予定でしたが、 クランクシール交換にはプーラーが必要であることがわかり、 安全のため、交換作業は中止しました。以下は、シビックEG6のカムシール交換作業を纏めました。
カムシャフトシール交換手順
順 | 名称/コメント | イメージ |
1 | カムシール、クランクシールは、タイミングベルトを外さなければなりません。 | |
2 | クランクSSTで、タイミングベルトを1番上死点に合わせます。 | |
3 | ピンドライバで、カムを固定します。 | |
4 | 12.7を使います。カムボルトは硬く閉まってます。 | |
5 | 外した位置を記して外します。キーを無くさないように注意します。 | |
6 | 内側カバーを外します。 | |
7 | 内側カバーとの隙間には、過去にタペットカバーを何度か外したときのシールパッキンカスが入り込んでました。気になるオイル漏れは、カム、クランクともありませんでした。粗悪オイルやオイル交換を怠ると漏れなどのトラブルになる可能性が高くなると思います。 | |
8 | 外したカムシールです。交換には専用工具はありませんが、シールに傷が付かないように、複数の工具が必要です。しっかり奥まではめ込みます。 | |
9 | カバーを付けて、カムギヤを元に戻して、適正トルクで締め付け終了。 | |
いざ、クランクギヤを外そうとすると、ギヤは簡単には抜けませんでした。 プーラーを使う必要がありそうです。 無理にこじって外すことも考えましたが、タイミングベルトのガイドを潰してしまうと、 大きなトラブルになる危険があります。 今回は、カム、クランクともオイル漏れはありませんでしたので、 安全重視で、クランクの作業は見送りました。
カムのギヤなど作業には、トルクレンチを使用して適性トルクで締め付けます。 トルクレンチの使い方は、単純にトルクだけの話ではありません。 ボルトの状態にも影響します。 トルクレンチだけに頼るのではなく、組み付け前に行う作業などテクニックがいくつか必要になります。