シャフトブーツ交換作業(ドライブシャフトブーツ内/外 全交換)
ドライブシャフトは6〜8万Kmでブーツに亀裂が出てくるようです。 シビックEG6では走行7万Km時のクラッチ、タイミングベルト交換時に僅かな亀裂は確認しましたが 8万Kmは乗れたように思います。 +9万Km走行の今回はなんと亀裂が殆ど見られませんでした。 恐らく最低でも11万Kmは乗れたように思います。 シビック/インテグラはメンテナンスと乗り方次第で長く持たせることは可能だと思います。
ドライブシャフトブーツ(内側/外側)交換手順
順 | 名称/コメント | イメージ |
1 | 外したドライブシャフトです。ドライブシャフトブーツは切れる前に交換するのが一番でクラッチなどと同時に作業するのがお勧めです。ドライブシャフトは2本それぞれシャフトの内部デザインが異なります。 | |
2 | ミッションとドライブシャフトを固定するセットリングなどです。シャフト抜け防止のため新品に交換します。 | |
3 | 外したブーツです。8年9万Kmほどになりますが薄いほんの僅かな亀裂しかありませんでした。そのためクラッチ寿命と同時期まで交換せずに済みました。 | |
4 | 純正シャフトグリスです。シャフトブーツは今回は純正を試してみます。ブーツの印字をみると前回交換した社外品ブーツも同じメーカー製のようでした。 | |
5 | ブーツは外が破けやすいですが今回も内外両方交換します。外側は舵の役目もあり破けやすいわけです。新品ブーツに嵌め換えグリスを充填したところです。 | |
6 | 今回はドライブシャフトの中心に付いてるブッシュ(ダイナミックダンパー)を捨ててしまいます。前回は大事に元通りに付けましたが重しは捨てます。 | |
7 | オーバーホールしたドライブシャフトを組み付けたところです。シャフトブーツはバンドを強く締め付け、グリスの量、内圧などが重要になります。 | |
購入時はもちろん純正ですが、前回交換は一般的に整備工場で使う社外品でした。
今回はあえて価格の高い純正品を使用してみます。
純正のブーツバンドは取り付けにくいため社外品仕様に変更し前回同様に
今回も高い圧力で締め付けておきました。
前回同様グリスが漏れることはないと思います。
ダイナミックダンパーを取り外すことが正しいかは?でしたが
今回は重しと考え外してみましたが走行して問題が出なかったことを確認しました。
走行テストによるドライブシャフトのインプレです。 ブーツが破れた訳でも無いため交換したところで何も変わらないと思っていましたが、ハンドル操作は滑らかになりました。 今ままでもコーナーや直進時の操作で滑らかにハンドルが切れて違和感はありませんでしたが、 その感覚が嘘のように僅かなハンドル操作でも舵がしっかり反応し、ハンドルは滑らかに作動しているようでした。 EG6の重ためのしっくりしたハンドルが更に操作性を増していました。 シャフトグリスは今回は社外品でなく純正品を使用しました。 純正品と社外品の違いが出たのか?正直今回の効果には驚きました。 シャフトグリスの重要性を認識する結果となりました。 また、ダイナミックダンパーを外しても走行には影響しませんでした。