DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYでPCVバルブ交換(シビックEG6)

PCVバルブ交換と動作研究(オイルキャッチタンク設置に伴い交換)

  (通算2回目の交換)

 オイルキャッチタンク設置にあたりPCVバルブも同時交換することにしました。 PCVバルブがへたると適正なブローバイガス吸い込み量から外れてくると思われます。 それからPCVバルブまでのブローバイホース継ぎ目のオイル漏れです。 今回はオイルキャッチタンクのホースバンド交換ついでに新品に交換しました。

PCVバルブ交換と動作研究

PCVバルブ(ホンダ純正EG6)

 シビックEG6(B16A)純正PCVバルブです。

PCVバルブ下のホース(シビックEG6)

 エンジンブロックを挟み込むように付いていてPCVバルブの下側にあるホースです。実はこのホースの根元はオイルが漏れることがあります。インマニ隙間から覗くとオイル漏れをチェックできます。

PCVバルブ(シビックEG6)

 袋から出した新品PCVバルブです。価格は1375円です。

PCVバルブの場所(B16Aエンジン)

 ウォーターポンププライヤーなどで上から引き抜き、新品に差し替えます。

太目のスプリング式ホースバンドに交換

 オイルキャッチタンクの9φメッシュホースを使うため、バンドは純正の専用バンドは使えません。一回り大きいホンダ純正の型番91405-P05-A01バンドを使いました。
※後にスプリング式ではエア漏れの危険があり、ネジ式バンドが必要と判明。

 通算2回目の交換ですが、1回目は特にエンジンに異常があったからではなく、オイルの滲みを見つけての交換でした。 今回はホース交換でPCVバルブに負担をかけるためついでに交換しただけです。 交換してもエンジンフィーリングに変わりはないです。


PCVバルブの動作研究

 PCVバルブ動作をはっきり書かれた本を見たことがないので新品PCVバルブで動作確認してみました。 (※実験したPCVバルブは500Kmほど使用しただけの新品状態で、PCVバルブ内部はオイルに満たされた実際の使用条件です。)

動作確認は、新品PCVバルブのエンジン接続側/インマニ接続側に、息の吸い込み/吹き込みを直接してみました。 これによる空気の通気具合をチェックします。
(矢印の大きさで空気の通り具合を表しました。)

PCVバルブの単体テスト

 新品PCVバルブのインマニ側への吸い込みと、吹き込みでは殆ど抵抗なく通気。エンジン側への吸い込みと、吹き込みでは通気は狭くなってました。要するにこの実験ではチェックバルブと似通った動作をしていました。

 この実験ではPCVバルブの本来の動作を確認することが出来ませんでした。何故なら、インマニの高い負圧と、エンジンのブローバイガス排圧が再現できないからです。
※この実験はNGです。

PCVバルブの動作はこれだけでは掴めないのです。



自動車整備士の専門書で確認すると、
 エンジン負荷が小さいときインテークマニホールド内の負圧は大きい。そのためPCVバルブの通過面積は狭くなる。 

…つまり、

 エンジンアイドリングなどスロットルバルブ開度が小さい時は、インマニ負圧が大きいためPCVバルブは閉じ、ブローバイ通路が狭くなる。 

 エンジン全開時などスロットルバルブ開度が大きい時は、インマニ負圧が小さくなるためPCVバルブは開き、ブローバイガス通路が広くなる。 

※インマニ負圧とブローバイ排圧によりPCVバルブの排出量が無段階に調整される。

表で書くと以下のようになってるはずです。

ブローバイガスの排出レベル

エンジン状態 スロットルインマニ負圧 ブローバイE/G圧力PCVバルブブローバイ排出(流量)
アイドリング 閉 大 小 小 狭い小(小)
アクセル開 開 小 大 大 広い大(大)
E/Gブレーキ閉 大 0 極小 狭い0(小)
※アクセル全開時は、エンジン負荷大と同等。

 PCVバルブは、インマニ負圧が高いアイドリング時には狭く、インマニ負圧が弱まりブローバイ排出圧が増すアクセル開度大で開く構造になってるということです。

PCVバルブが狭いとタペットカバー側排出量が増し、PCVバルブが広くなるとタペットカバー側排出量が減っていく。 PCVバルブ排出量が吹き抜けたブローバイガスを上回ると、タペットカバー側ブローバイホースは逆流してエアを吸い込むことがあります。

※PCVバルブ側はインマニ負圧で積極的且つ平均にブローバイを排出するが、 タペットカバー側は吹き抜けガスの排気圧任せです。 ブローバイ排出量がPCV側排出量を上回るとき、タペットカバー側排出が増します。 そのため高負荷時にはブローバイガスによりスロットルバルブが汚れやすくなります。

”エンジンブレーキ時、タペットカバーのブローバイホースは逆流しエンジン内部にエアクリーナからの空気が流れ込み掃気される” これは事実なのか?

 ブローバイガス配管が2本設置された方式をクローズドタイプといい、 この2本のブローバイホースは、エンジンブレーキ時にはブローバイガスが掃気されるという記事がありました。 私も確かに有り得るな。っと考えてました。が、よく考えると、PCVバルブとこの2本のブローバイホースはもう少し複雑な関係にあるようです。

PCVバルブはインマニ負圧が高いときは通路が狭くなり、排出量は少なくなるのです。 つまり、エンジンブレーキ時は高いインマニ負圧でPCVは狭く、掃気されるほど流れないのです。 PCVが狭い時は、タペットカバー側の排出が大きく、PCVが開き始めるとタペット側は少なくなりPCVがエンジンブロック側と一緒にタペット側も排出するようになっていくはずです。(ここで掃気されてる)

PCVバルブはインマニ負圧の高いアイドリング/エンジンブレーキ時は狭くなり、ブローバイガスはタペットカバー側からの排出が増えるはずです。 何故なら、アイドリング/暖気時にPCVが開いてしまうとアイドリング回転に変動が生じハンチングする危険があります。 同じようにエンジンブレーキ時も負圧によりPCVは狭いということです。
(EGRバルブもアイドリング時には通路が狭くなります。)

スロットルバルブなどがカーボンによって汚れるのは、PCVが閉じてる時に、タペットカバーからインテークホースに流れ込むブローバイガスが多いためです。 (タペットカバーからの排出が多くなる時は、走行時アクセル開度を急激に変化させたり、スロットルを閉じてエンジンブレーキに変わった直後かと思います。)

 もしも、エンジンブレーキ時に掃気されるとしたら、エンジンブレーキ時はブローバイガスを大気開放してることになります。

”タペットカバーからの逆流は、PCVバルブからの排出が多くなるスロットルバルブ開度と吹き抜けたブローバイガス排圧の関係で起きる” これが正解だと思います。
(ブローバイガスはPCVバルブによって平均に排出させる。)

「PCVバルブ側にはオイルキャッチタンク。タペットカバーからはフィルターを噛ます。」 EACV、ファースト・アイドル・バルブ、スロットルバルブをブローバイガスで汚さないためには、これは有効な方法だと思います。

※タペットカバー側からブローバイホース大気開放にした場合、エアクリーナーを通さず直接空気を吸い込むことは当然有り得ます。(これは要注意です)

PCVバルブはブローバイに含まれるカーボンにより通路が狭くなってくるのか?
 アイドリング調整は、スロットルバルブのアイドルアジャストスクリューを緩めるのですが、いくら緩めても850回転以上に回らなくなりました。 スロットルを清掃したり、アイドルアジャストスクリュー清掃しても上がらないのです。 実はこの原因、ブローバイホース又はPCVバルブが詰まりぎみの可能性がありそうです。 オイルキャッチタンク設置にあたりブローバイホースをいじり、PCVバルブを交換すると高い回転まで調整可能になり、 850〜900rpmのベストな回転まで調整できるようになりました。

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