構造変更とユーザー車検(重量税軽減と公認リヤ座席撤去)
シビックEG6は2010年2月、7回連続7回目となるユーザー車検に、構造変更も実施しました。
乗車定員を二人にし、リヤ座席の撤去を公認にします。
軽量化で重量税を1ランク下げ、維持費を安くするのも目的のひとつです。
シビックEG6は車両重量1040Kgのため1t切りは簡単にできるのです。
構造変更に370円もかかってしまいました。(^^;
シビックEG6の車検法定費用
構造変更+車検・法定費用(シビックEG6)
書類代(車検+記録簿) | 50円 | |
書類代(構造変更) | 70円 | |
重量税(1t以下) | ※25200円 | |
手数料 | 検査登録印紙 | 400円 |
審査証紙(車検) | 1300円 | |
審査証紙(構造変更) | 300円 | |
自賠責保険 | 22470円 | |
合計 | 49790円 |
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重量税(〜2010年4月1日以前)
乗用車 |
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シビックEG6は車体重量1040Kgのためチューニングパーツや軽量化を進めると直ぐに1000Kg以下になるのです。
またアウトドア主体で4人乗車しないため、二人乗車にし後部座席の撤去を公認するのが狙いです。
これで車検の度に座席を戻す必要もなくなり、車検費用も安くなります。
シビックEG6を書類審査
以下の書類をナンバー記載の所轄の陸運局で購入しておきます。
必要事項は、前もって書いても当日書いても構いません。
車検日は電話予約になるため、予約方法の用紙も貰っておきます。
構造変更+車検に必要な書類
書類 | 説明 | |
自動車検査証 | 車検証です。 | |
自賠責保険(旧/新規) | 前回の自賠責と今回の自賠責が必要です。※前回の自賠責を無くした場合は25ヶ月で購入するため割高になります。 | |
自動車税納税証明書 | 自動車税を納税した証明書です。無くした場合は、陸運局で再発行できます。(軽自動車の場合は市町村の役場です。) | |
24ヶ月定期点検記録簿 | ユーザー車検では特にいらない書類のようですが、メンテナンス箇所は書いておく方が安心です。 | |
自動車重量税納付書 | 自動車重量税を払う用紙です。(赤い用紙) | |
自動車検査票(様式2) | 構造変更は、”自動車検査票(様式1)”からこの用紙に変更。 | |
変更登録申請書(2号様式) | 構造変更は、”継続検査申請書(3号様式)”からこの用紙に変更。 |
構造変更の場合は、車検時とは一部書類が違います。 車検書類(50円)と、構造変更の書類(自動車検査票(様式2)、変更登録申請書(2号様式)) 2枚(70円)を別途購入しておきます。
シビックEG6を車検前に事前チェックする
ユーザー車検を受ける前に事前に以下の点をチェックしておきます。
後は簡単に、車体裏をホースで水洗い。エンジンは雑巾拭き。
・灯火類(ハイ/ロウ・ビーム、スモール、バック、ウインカー、ハザード、フォグランプ) |
・ワイパー |
・ウオッシャー |
・フォーン |
・ホーンマーク(ハンドル) |
・シフトパターン(シフトレバー) |
・レンズの割れ |
・タイヤの溝(スリップサイン1.6mm以上) |
・車高(9センチ以上) |
・排気音(アイドリングで爆音でなければよい) |
・車両重量(今回は1t以下にするため−70Kgを目標に80Kg減にしました) |
シビックEG6をテスタ屋で計測する
陸運局の車検ラインでは、車検の合否しか分かりません。
事前に車の状態を計っておきました。
テスタ屋での検査結果(シビックEG6)
計測箇所 | 計測値 | 基準値 |
CO(一酸化炭素) | 0.02 | 4.5%以下 |
HC(炭化水素) | 10 | 1200ppm以下 |
ブレーキ | F:220/220 | 左右差8%以下 4輪ブレーキ車両重量の40%以上 |
R: 70/70 | ||
サイドブレーキ | 80/80 | 1/5勾配で停止できること サイドブレーキ軸重の20%以上 |
サイドスリップ | OUT1弱 | 1m走行で5mm以下 |
ヘッドライト | 上方へ修正 | 夜間前方100m視認可能であること |
スピードテスタ | 40Km(正常) | 40Km(31.0〜42.5Km) |
純正シビックEG6のCO/HC基準値と比較(整備書から)
計測箇所 | 計測値 | EG6純正基準値 | 検査基準値 |
CO(一酸化炭素) | 0.02% | 0.2%以下 | 4.5%以下 |
HC(炭化水素) | 10ppm | 200ppm | 1200ppm以下 |
シビックEG6を検査ラインに通す
検査ラインを通す前に、事前に整備し、テスタ屋で事前に検査しておきます。
(※今回は陸運局での写真撮影許可が出ませんでした。都道府県ごとに対応が違うようです。)
シビックEG6をユーザー車検&構造変更(検査ライン)に通す
順 | 名称/コメント | |
1 | テスタ屋(前検査) | |
2 | 陸運局(車検場) | |
3 | 1 | 車検場入り口 |
2 | サイドスリップ | |
3 | スピードメーター | |
4 | F/Rブレーキ、サイドブレーキ | |
5 | ヘッドライト | |
6 | 排気ガス(CO/HC) | |
7 | 車体裏検査 | |
8 |
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9 | 構造変更ライン | |
10 | 重量税納付 | |
11 | 継続検査(車検証交付) | |
12 | 申請書の申請 | |
排気ガス規制
年式 | CO(一酸化炭素) | HC(炭化水素) |
平成10年以前 | 4.5%以下 | 1200ppm以下 |
平成10年以降 | 1.0%以下 | 300ppm以下 |
シビックEG6 | 0.02% | 10ppm |
排気ガス騒音
測定方法 | 単位デシベル(dB) | 説明 |
定常走行騒音 | 85dB | 走行時騒音 |
近接排気騒音 | 96dB | 停止時騒音 |
シビックEG6(B16Aエンジン)は、チューニングすると超低排出ガス車両になります。
この性能は点火系チューニングに加え、メタルキャタライザの触媒性能のようです。
純正触媒は糞詰まり状態で、こんな触媒では燃費は期待できません。
燃費が上がることは、排出ガスを減らすことであり、公害、温暖化など環境問題には重要なはずです。
EG6(B16A)は触媒がなくても排ガス規制にパスできるほど燃焼効率が良いらしいのですが、
メタルキャタライザが、触媒キャンセルと同じ扱いを受けてしまいました。
(※触媒の効果が発揮されるのはアイドリングだけって知ってますか? |
車検にパスできるチューニング・パーツとは
今回の構造変更+車検は、以下のようなチューニングで実施しました。
シビックEG6 車検時の仕様と車検の合否
合否 | 名称/コメント | イメージ |
○ | トランク、リヤ座席・撤去 | |
○ | フロント・ウインドウ・フィルム | |
○ | エアクリーナダクト、ナンバー移設 | |
○ | RECAROバケットシートRS−G SK | |
○ | オイルキャッチタンク(ワンオフ) | |
○ | 無限DC2Rエアクリーナー | |
○ | SPOONカーボンボンネット | |
○ | RAYS TE37アルミホイール(鍛造) | |
○ | ウルトラブルーポイントプラグコード | |
○ | マキシムワークス製4−2−1エキマニ | |
△ | メタルキャタライザ(ワンオフ) | |
○ | SPOON中間パイプ | |
○ | SPOONストリートマフラー | |
○ | ウルトラパワーアース | |
○ | ヒューズチューニング(エーモン製) | |
○ | SPOONチェンジロッド | |
○ | SPOONシフトリンケージブッシュ | |
○ | SPOONアルミラジエター | |
○ | NGK イリジウムプラグ IRYWAY8番 | |
○ | 無限リヤ・ストラットタワーバー | |
○ | DC2R・シフトレバー | |
○ | DC2R・フライホイール/クラッチディスク/クラッチカバー | |
○ | 無限エンジンマウント・セット | |
○ | 無限ステンメッシュブレーキホース | |
○ | バッテリー大容量化(最大電流アップ) | |
○ | ECU(純正) | |
○ | ボディ剛性(パネルボンド、瞬間接着剤ほか) | |
○ | 軽量化(メルシート、アンダーコートほか) | |
○ | SPOONステンメッシュ・クラッチホース | |
○ | SPOONオイルフィラー・キャップ | |
車検時に点検すべき箇所
名称/説明 |
シャフトブーツ破れ |
ラックブーツ破れ |
オイル漏れ |
排気音 |
排気漏れ |
タイヤの溝 |
タイヤサイズ |
フォーン |
ワイパー |
ウォッシャー |
フロントガラス飛び石 |
レンズ割れ |
電球の色 |
電気回り |
シートベルトランプ |
タイロッドエンド・ブーツ |
ボールジョイント・ブーツ |
構造変更の注意点
構造変更するにあたり、以下の点だけ注意が必要です。
構造変更の利点と欠点
構造変更とは | 車検証の記述を書き換えるため、一般的に車検時と一緒に行うことが多いようです。 |
構造変更の届け出 | ナンバーに記載の所轄の陸運局でしか出来ません。 所有者と使用者の印鑑が必要です。 |
構造変更の手数料 | 陸運局に直接持ち込めば+370円。整備会社に頼むと+5000円位は掛かると思います。それでも安く上がるはずです。 |
構造変更の利点 | 合法軽量化と重量税を下げるのが最も利点です。 |
構造変更の欠点? | 車検日は今回の構造変更の日付に変更されます。 |
構造変更の計測箇所 | 車の全長、幅、車両重量。変更箇所をチェックするようです。 今回の構造変更は重量と乗車定員だけで5分で終了。 |
車両重量の計測方法 | フロント加重、リヤ加重を、半分ずつ体重計に乗せて量ります。+燃料計の針から適当に燃料満タン重量が加算されます。 シビックEG6では燃料計の給油ランプ寸前でしたが+30Kgで計算されました。 ※車両重量は10Kg単位で計量します。 |
今回の構造変更+車検は、メタルキャタライザを純正触媒に戻し、翌日に再度車検を受けたため、+2000円手数料がかかりました。
検査用ハンマーでジュラルミン製ホイールナットを叩くは、触媒効果の高いメタルキャタライザはパスできんはで二日もかかったわけです。 しかし、車両重量990Kgで重量税は12600円軽減。 車検は毎回49420円で済みます。
構造変更データ(シビックEG6)
計測箇所 | 構造変更(前) | 構造変更(後) | |
乗車定員 | 4人 | 2人 | |
軸重 | 前前軸重 | 690Kg | 660Kg |
後後軸重 | 380Kg | 330Kg | |
車両重量 | 1070Kg | 990Kg | |
車両総重量 | 1290Kg | 1100Kg | |
高さ | 135cm | 135cm | |
幅 | 169cm | 169cm | |
長さ | 407cm | 407cm |
エアコン撤去で−20Kg、パワステの重ステ変更で−10Kg。
これだけ減量すればシビックもパワステレスでストレスなく走れるかな。^^
自動車の種別(サイズ)
計測箇所 | 軽自動車 | 小型自動車 | 自動車最大サイズ |
長さ | 3.4m以下 | 4.7m以下 | 12.0m以下 |
幅 | 1.48m以下 | 1.7m以下 | 2.5m以下 |
高さ | 2.0m以下 | 2.0m以下 | 3.8m以下 |
ここの車検場は災厄でした。 次回からは所轄の陸運局でなく、いつもと同じ最も近隣で県外の陸運局で受けます。(^^;汗
ユーザー車検を通すには、車検ラインはマルチのほうが簡単です。 しかし、マルチは構造的にブレーキ、スピードのテスタが一緒のテスタを使うため、 スピードテスタのローラーの回転が非常に重く、MT車には負担がありそうです。 いつもマルチもマニュアル式も気にせず空いてるラインを使ってますが、 今後は常にマニュアル式を使うことにしました。 |
平成22年4月1日から重量税改正(値下)され、シビックEG6のユーザー車検諸費用は、49790円から44500円になりました。
(重量税は、〜1t:2万円、1.5t:3万円) |
◎車検整備について
車検時の整備は通常の点検と違い、分解整備が行われます。 そのため分解時には交換指定されているパーツ(分解時交換パーツ)が発生する場合があります。 このパーツをしっかり交換してる整備会社は、パーツ在庫を持っているか、当日部品注文しているかに限ります。 ということは、車検整備は時間がかかるため一日預かりか、一日車検となります。 点検や故障時の一般修理と違い、車検時に行う点検整備である、24ヶ月分解整備(点検)は重要です。 よってユーザー車検でもタイヤを外し、ブレーキパッド、ブレーキドラムの分解チェック&メンテナンスはするべきで、 このときに発生する分解時交換パーツ、故障修理で発生する分解時交換パーツは、当然用意しておく必要があります。 (例:スピンドルナット、割りピン、パッキン(ガスケット)、グリス、ブレーキクリーナー) |