サブフレームリジッドカラー(SPOONリジッドカラー取り付け(前編))
SPOONサブフレームリジッドカラー取り付け方法をネットで検索しても見つけることは出来ませんでした。 リジッドカラー取り付け作業の前から既に想像してたのですが、実はこの作業は難易度が高いのです。 そして後で説明しますが、リジッドカラー取り付けには、メリットだけでなくデメリット(リスク)を伴います。
サブフレームリジッドカラー(SPOONリジッドカラーとは?)
サブフレームとは、車のボディのフレームにボルトで締結されるサスペンションのロアアームやスタビライザーが固定されるフレーム。 |
サブフレームは、基本的にフロントタイヤと駆動輪に対し補強板として取り付けられ、FF車にはフロント、FR車には前後、4輪駆動車に前後にあるようです。 |
FF車であるシビックEG6はフロントにのみサブフレームがあります。 |
シビックEG6用のリジッドカラーの型番は、50261−DCR−000です。DC2/DB8/EG2/EG8/EG9の共通製品です。そのため、今回の取り付け作業はインテグラDC系/シビックEG系に共通する取り付け作業手順です。 |
写真はサブフレーム締結に使用される8本のボルトうち最も長い4本。その中で最も強度に影響すると思われる、フロント側に使用される長いボルトです。 |
この太い部分でサブフレームは固定され、リジッドカラーもこの位置に接続されます。リジッドカラーを潜らせたときのクリアランスは0.5ミリ程度のガタです。 |
サブフレームリジッドカラー(SPOONリジッドカラー取り付け準備)
シビックEG6は、サブフレームはフロントだけなので、フロントをできるだけ高くして作業スペースを確保します。 |
リアも上げておき、写真のように必要十分な作業スペースを作っておきます。 |
フロントはタイヤを浮かせて作業するため、ガレージジャッキだけではNG。リジッドラックをしっかりかけておきます。 |
サブフレームリジッドカラー No.1(SPOONリジッドカラー取り付け(前編))
サブフレームのボルトは総て19ミリです。作業には12.7スピンナーハンドルのロングを使用し、ソケットは19ミリ6角を使います。※ボルトを舐めやすいため必ず6角のソケットを使います。12.7スピンナーのロングでも緩み難いボルトが2本あり写真のようなパイプも使いました。 |
シビックEG系、インテグラDC系のサブフレームは写真の通りです。シビックEG系シャシサービスマニュアルからですがかなり簡略されています。しかしよーく見てください。長いボルトは分解時交換とされているのです。長いボルトは前2本、後ろ2本、短いボルトは4本です。作業される方は、長いボルトだけでも合計4本ディーラーで購入してください。※前後でボルトのデザインが若干違う点に注意。 |
SPOONサブフレームリジッドカラーの箱には番号が振られています。この番号のカラーを写真の番号箇所に嵌め込みます。※カラーの嵌め込む向きは、SPOONの説明書にないのですが、ネジの溝には被せてはいけないわけで、サブフレームを固定するわけですから、取り付け箇所はよく観察すると判断できます。 |
写真はサブフレーム後側。見難いですが4本のボルトがあります。写真で見えてる左2本と右2本のボルトのうち、左1本と右2本がサブフレームを締結するボルト。左1本が長いボルト。後ろ側は左右合計6本で締結。 |
写真はサブフレーム前側。最も強度が必要と思われる長いボルトです。前側は左右合計2本で締結。 |
12.7スピンナーハンドル+19ミリ6角ソケットで緩める。殆どのボルトはびっくりするくらい簡単に緩んでしまいました。よーく考えたら緩み難かったフロント側の2本は、強度が低そうなので10数年前増し締めした記憶が、・・・。(^^;) |
サブフレームのボルト穴は確かに大きな隙間があります。・・・しかしこの隙間で走行中にサブフレームが動くか? というと、それは動かないと思います。但しサブフレームは鉄板をプレスし溶接された物で中は空洞、そのため僅かな捩れによる剛性の甘さは出ると想像できます。 |
写真はサブフレーム前側のボルト。ネジ部分が3.5cm、胴部分が8cm(実測)。 |
サブフレーム後部の長いボルト箇所。ボルトの跡がネジ穴とずれてます。 |
取り付けるまでには、まだ道のりが、・・・
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