DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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フレーム増し締めで剛性強化(シビックEG6)

フレーム増し締めで剛性強化(ボルト増し締めでボディ剛性は上がる?)

  (フレームに締結するボルトは僅かに伸びるため増し締めが必要)

 SPOONサブフレーム・リジッドカラーを取り付けて疑問に思ったこと。
・サブフレームボルトの殆どは簡単に緩み最初から締結が揺るかった事実。
・ラックのボルトを増し締めすると、ハンドルの遊びが減り操作性が向上した。

リジッドカラー取り付け有無の前に、サスペンションアームを支持するサブフレームは締結するボルトが伸びて緩むことで剛性が落ちてるのです。 そしてリジッドカラー取り付け時にはラックを切り離す必要があり、取り付け時は増し締めされる。

フレーム増し締めで剛性強化(ボルト増し締めでボディ剛性は上がる?)

シビックEG6のサブフレーム

 シビックEG6のサブフレームはフロントのみ。リヤはボディのフレームに直結です。
フロントのサスペンションロアアームの支持はサブフレームでされています。写真はシビックEG系シャシサービスマニュアルからの図ですが、サブフレームを締結する長いボルト4本は分解時交換パーツとなっています。つまり・・・サブフレームの締結には高強度のボルトが必要でボルトは劣化し分解時は新品交換が必要だということです。

サブフレーム後部には左右合計6本のボルトで締結

 サブフレーム後ろ側です。
ロアアームの後部支点です。サブフレーム締結は左の2本と右端1本です。左2本は短いボルトで分解時交換の必要はありません。右端1本は長いボルトで分解時交換が必要です。

サブフレーム全部には左右合計2本のボルトで締結

 サブフレーム前側です。
ロアアーム前部支点の隙間から見えるボルトは長いボルトが刺さっていて、分解時交換。(前の画像を含め合計で4本分解時交換が必要です。)

サブフレームは剛性が高い必要がある

 シビックEG6にはサブフレームにパフォーマンスロッドという補強バーが付いてます。サブフレームは剛性が高い必要があり、シビックEG系のEG6に付いてる補強部品です。

後部6本(8本)の増し締め

 サブフレーム後端の締結部3本の増し締め。(左右合計6本)・・・8本でもOK。

前部2本の増し締め

 サブフレーム先端の締結部1本増し締め。(左右合計2本)
・・・これだけでボディ剛性が上がり走行フィーリングが変わるはずです。

前部は特に負荷がかかってる

 サブフレーム先端の締結部はボディとフレームの距離が明かにあり、長いボルトで締結されています。※このボルトは負担が最もあるように見えます。

前部は特にボルトの胴部が長いためボルトの負荷が大きい

 サブフレーム先端のボルト。ネジ部分が3.5cm、胴部分が8cm。(実測)
フレームとサブフレームを結ぶボルトの距離が8cmあるという事実。

後部は胴部が僅かに短い

 サブフレーム後端の長いボルト。後端部はネジのない部分が5cm、胴部が5cm。(目測) 短いボルトはこれの1/3ほどの長さで胴部分は殆どなし。

 長い4本のボルトは負担が大きいのは明か。そしてボルトとは締め付け後、走行など負荷を重ねると、ほんの僅か伸びるため増し締めすることでボディとの締結強度が増し剛性度が上がる。

ステアリング・ラック取り付け部の増し締めで、ハンドリングが向上する?

ラックを留めるボルトの増し締めで剛性は上がる

 パワーステアリングのラック(ギヤボックス)は、写真の箇所を車体裏から増し締め。上は、・・・

上下2本のボルトを増し締め

 エンジンルームから上側を増し締め。

バンド部分も2本増し締め

 ラックのバンドを増し締め。(x2本)
これだけで、ハンドルの遊びが減ってレスポンスが上がり、操作性が向上する。

 ステアリングラック固定は4つのボルトにブッシュ(ゴム)を挟み込んで取り付けられる。そのためハンドル操作時は僅かに動き、増し締めするとハンドルの遊びは減り操作性は向上する。

 

サブフレームリジッドカラーを取り付ける前に増し締めテストしてみましょう。

 リジッドカラー取り付けに必要な作業にばかり気を使ってしまい、先に増し締めテストするのを怠ったのですが、 なんとサブフレームの締結ボルトは簡単に緩むのです。 サブフレームはサスペンション・アームの支持箇所でもあり、負担が大きく、走行時の負荷でボルトは僅かに伸び、 締結が緩くなってる可能性が高いのです。 リジッドカラーによる隙間を埋める依然に、締め付けトルクが落ち、剛性が落ちてる可能性があります。

SPOONサブフレームリジッドカラーが効果的かの前に、 外した後に増し締めしてることが最も効果をあげてる可能性があります。 リジッドカラー取り付けには、ラックボルトを緩める必要があり、この時ラックの増し締めがされます。 実はハンドル操作性はラックの支持ボルト増し締めが効果的なのです。

■関連ページ 「4輪ホイールアライメント調整」
■関連ページ 「SPOONサブフレームリジッドカラーキット取り付け」
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