DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYでクラッチディスク交換(シビックEG6)

クラッチディスク交換作業(ディスク、ベアリングなど全交換)

  (通算2度目の交換)

 シビックEG6のクラッチは前回7万Km交換、今回+9万Kmの走行16万Kmで交換しましたが クラッチは滑り出したわけではありません。クラッチレバーの感覚で交換時期は+1年1万Kmと 判断して交換に踏み切りました。 前回はすべてEG6純正品ですが 今回はDC2R純正クラッチディスク、クラッチカバー、フライホイールを使ってみました。

クラッチディスク/クラッチカバー交換手順

順 名称/コメント イメージ
1

 外したトランスミッションです。

EG6のMTミッションケースです。
2

 エンジン側です。クラッチカバーが付いています。

エンジン側のクラッチとクラッチカバーです。
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 トランスミッションをブレーキクリーナーで清掃します。

レリーズフォークを取り外しブレーキクリーナーでダストを清掃します。
4

 クラッチカバーを外します。

クラッチカバー、クラッチを外すとフライホイールがあります。16万Km走行でフライホイールには斑点状の跡がありました。
5

 レリーズフォークです。レリーズフォークとレリーズフォーク支点ボールは鳴きが発生するため、交換は必須です。

外したレリーズフォークです。EG6などは鳴きが発生しやすいため要交換です。
6

 レリーズベアリングです。レリーズベアリング、パイロットベアリングは異音発生のため交換は必須です。

外したレリーズベアリングです。クラッチ交換ではレリーズベアリング、パイロットベアリングは要交換です。
7

 新品レリーズフォークと支点ボール、スプリングです。
レリーズフォークと支点ボールはモリブデングリスを塗付してあってもグリス切れを起こし鳴きが発生しやすくなります。取り外したボールには複数の傷がありました。今回はDC2Rクラッチカバーを使用するため更に負担が増すため交換します。

新品レリーズフォークとボール、スプリングです。今回はモリブデングリスを前回より多めに塗付しました。
8

 新品レリーズベアリングです。

新品のEG6純正レリーズベアリングです。
9

 外したクラッチディスクです。 リベットまで0.5ミリ、クラッチ板溝まで1.1ミリでした。+1万Kmの10万Kmは十分使えたと思います。
ほぼ計算どおり交換時期に間違いはなかったように思います。

取り外したEG6純正クラッチディスクです。
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 外したクラッチカバー外側。

取り外したEG6純正クラッチカバーです。(外側)
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 外したクラッチカバー内側。

取り外したEG6純正クラッチカバーです。(内側)
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 外したフライホイールです。フライホイールも16万Km使うとクラッチ当たり面には斑点状に跡があり摩擦と熱による劣化などはあったように見えます。

取り外したEG6純正フライホイールです。(表)裏側をみると回転バランスの肉盛りなどは雑に見えます。
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 DC2R新品フライホイールです。クラッチディスク、クラッチカバーの写真は撮り忘れてしまいました。作業の忙しさからじっくり眺めてる余裕もそれほどありませんでした。重さも量る余裕がなかったのですが、僅かに軽いとの情報は得ています。EG6純正と比べて明らかに製品精度が高く回転バランスも取れてることが比較して確認できました。

DC2R純正フライホイールです。EG6純正と比較して明らかに高い精度で作成されてるのが見て取れました。


※EG6→DC2R→EK9の順に軽量ですが流用可能とはっきり確認できたのはDC2Rでした。

 今回はEG6の兄弟車DC2TypeR用を本付けできるメリットを最大限生かしました。 DC2TypeR純正クラッチディスク、クラッチカバー、フライホイールを使用しました。 クラッチディスク・ダンパーが硬めになりレスポンスが高まり、 クラッチカバーの圧着力が高めで動力伝達の他にクラッチレバーが硬めになり操作レスポンスがアップし、 フライホイールはEG6より回転バランス、切削精度が高く僅かに軽いようでエンジンの回転が滑らかになった様に感じました。
また、レリーズフォーク、レリーズフォーク・支点ボール交換は必須です。

極端に軽量なクロモリフライホイールでは、はずみ車の本来の役目を失いバランスが悪くなるのは明らかです。 ストリート走行では安定したエンジン回転、低速トルクを確保されたDC2R純正品がもっとも使いやすいと判断しました。

走行テストではシフトチェンジの動力伝達速度が高まってることを確認できました。 エンジン回転もフライホイールの回転バランスが良いためか滑らかな印象があります。 クラッチレバーは固めになり駐車時のバックは以前より操作性が落ちたように感じましたが慣れだと思います。 これ以上固めのクラッチカバーを使うとストリートでは乗り難くクラッチ寿命を著しく落とすかも知れません。 (正直なところストリートではEG6純正の方がクラッチワークで疲れないように思います。 しかしスポーツ走行を求めるならDC2Rは正解ですね。)

DC2Rフライホイールの特徴(良否)
・EG6純正とDC2R純正とも重さは手で持った感覚では変わりありませんでした。
・ウエイトバランスや切削精度を見るとDC2Rが勝るようです。
・EG6純正、DC2R純正ともフライホイールの価格は同じでした。
・新品フライホイールはスターターとのギヤ噛みがよく始動がスムーズになります。
・ストリートでははずみ車の役目が重要で低速トルクがあり乗りやすいと思います。
・クラッチ交換2回目ではフライホイールに傷みがあり交換は適切なようでした。
・EG6純正、DC2R純正とでは操作に大きな変化は殆ど感じませんでした。
DC2Rクラッチディスク&クラッチカバーの特徴(良否)
・EG6純正に比べDC2R純正はクラッチダンパーが倍は堅いように感じました。
・クラッチカバー圧着力もDC2R純正は倍近い圧でクラッチペダルが重くなります。
・DC2Rクラッチディスクはディスク厚みがEG6純正より少ない気がします。
・EG6純正に比べ、DC2R純正ではクラッチペダル踏みしろが高くなります。
・圧が高いことなどが影響して半クラッチの踏み加減がシビアになります。
・クラッチダンパーの堅さから加速(トルク)レスポンスは上がるようです。
・EG6純正の軟らか過ぎるクラッチダンパー挙動はDC2R純正で改善されます。

 AT車は、ATフルード交換でメンテナンスしますが、10万Kmもすればトルクコンバーターの伝達効率が悪化して燃費が落ち、 変速ショックも悪化してきます。AT車の寿命はオートマチックトランスミッション自身にあるかもしれません。
 マニュアル・トランスミッション(MT)車は、基本的にクラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングを交換すれば、 20万Kmオーバーしても使用できます。 ミッション自身を新品状態に戻す場合は、 フライホイール、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリング、パイロットベアリング交換でフィーリングは回復します。 その他に車種の欠点により、レリーズフォークと支点のボール、レリーズシリンダー交換でOKです。 またシフトレバーのフィーリングもオーバーホールすることで癖もなくなり新品状態に戻ります。 ミッションのギヤは、定期的なMTオイル交換と大事に変速していれば壊れることはまずありません。
 この点を考えると、ATより燃費が良く、アクセルフィーリングが良く、スポーツ走行に向くMT車がもっとも優れてると言えると思います。 走りを楽しみ長く愛車と付き合いたいならMT車を強くお勧めします。

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