ブレーキローター・メンテナンス(ハブの錆び止め塗装を試みる)
ブレーキローターはどんな材質であれ鋳鉄(鋳物)。 鋳物の柔らかさがブレーキ制動に効くため鋳鉄が最も適しているようです。(メーカーに確認しました。) 鋳鉄のブレーキローターは常にブレーキによる熱と外気(水)にさらされるためどうしても錆びが発生します。 これが原因でブレーキローターのネジが錆びで固着し外れなくなるトラブルが発生します。 このトラブルを回避するためブレーキローターを脱着してメンテナンスすることにしました。
ブレーキローターのメンテナンスを試みる
ブレーキローターはネジで固定され、このネジが錆びで固着することが多いのです。前回ドライバーでネジを2本潰してしまったので、今回は新品全交換します。(^^;;;汗 |
前回に大型のドライバとウォーターポンププライヤを使って作業して、ネジを舐めてしまった箇所です。(^^; 皿ネジであるのも原因ではありますが、ネジも錆と熱の影響で固着するのです。 |
今回はKTC製ショックドライバ(インパクトドライバ)を使うことにしました。 |
ローターとネジの隙間にCRCを噴きつけておきます。ショックドライバをセットし大型のハンマーで叩きます。なんとたった1,2発叩くと簡単に緩んでしまいました。実はドライバが痛むため代えを用意することを薦められていたのですが。(^^;) 前回は硬くてどうにもならなかったのが一瞬で緩み、簡単に作業終了してしまいました。(^^;) |
後はブレーキキャリパのブラケットを外すとローターは外れます。ローターが錆で外れない場合はローターのサービスボルト穴にボルトをねじ込むことで外せます。 |
今回はブレーキローターを外すことはしませんでした。ブレーキローター内側の錆びやハブの錆がありますが、ここは錆を落としてある程度錆び止め塗装することは良いと思います。しかしシビックEG6にかかわらず、新車であれこの部分はブレーキ・キャリパの熱と雨水を受けるため錆を防ぐことはほぼ不可能だと思います。ローターを浮かした状態で耐熱スプレーを軽く噴きつけるだけにしておきました。 |
ブレーキローター表面は、錆を落としたあと軽く耐熱塗装をしておきました。過去の経験上ボディのタッチペイントでも焼けることはありませんでした。耐熱塗装であればまったく問題ありません。塗装の厚さにむらがあるとホイール取り付けに問題がでるため均一に薄く塗装します。 |
スピンドルナットも塗装しておきます。こうすると、次回のミッション等脱着時にワイヤーブラシで塗装を剥がせば錆びの影響なく作業ができます。 |
純正ブレーキパッドを使っている以上、ブレーキローターが磨耗してくることは殆どないようです。 よってブレーキローター交換することは今後もないかもしれません。 ブレーキローター交換時には、ハブの完全な錆び止め、ローター裏側錆び止めをしたいと思います。
よく考えてみるとシビックEG6は1993年(平成5年)製なのです。
新しい車と同様な整備が通用するわけがないのです。
やるなら手を抜かず、ブレーキローター内側、ハブまでチェックするべきと思いました。
よってちかじかやり直すことに決定しました。(^^;) |