オイルキャッチタンク性能比較(オイルキャッチタンク2製品比較検証)
クスコ製オイルキャッチタンクとオクヤマ製オイルキャッチタンクの性能比較してみました。 シビックEG6にオイルキャッチタンクを取り付けるには、バッテリー左隣り以外は難しいのですが、 これを可能にする最も高性能なオイルキャッチタンクは市販品で見つかりませんでした。 よって、ワンオフ品をロールバーで有名なオクヤマ(株)に製作を依頼していました。
オイルキャッチタンク性能比較
クスコEG6用オイルキャッチタンク。但しEG6用といっても取り付けステーの違いだけの汎用品。本体452g、取り付けステー約360g、合計約810g。ステンレス製。 |
オクヤマ オイルキャッチタンク。本体210g。アルミ製。 |
クスコ製。 約120°の角度で2本のパイプが付いてます。2本のパイプにはIN/OUTの区別はありません。パイプが挿してあるだけです。 |
オクヤマ製。 2本のパイプにはIN/OUTの区別があります。内部に仕切り板があり積極的にブローバイからオイルなどを分離する構造です。 |
クスコ製、オクヤマ製。どちらも0.6リットル仕様ですが、サイズが大きく違います。クスコ製はステー取り付けのため裏側が大きく凹んでいてタンク自身がかなり肉厚に出来てます。そのためだと思います。材質もステンレスとアルミの違いがあります。 |
ホースの径はクスコ製9φ、オクヤマ製10φなのですが、付属の取り付けホースを比較してみると径(φ)は同じでした。左からクスコ製付属ホース、キジマ9φホース、オクヤマ製付属ホースです。シビックEG6はブローバイホース9φでそのまま付きます。 |
上からオクヤマ製付属ホース、キジマ9φホース、クスコ製付属ホースです。クスコ製とオクヤマ製は冬場はプラスチックの如くホースは固くなります。 |
クスコ製はどうしても、オイルキャッチタンクまでが上り傾斜が出来てしまい、ホースにオイルが溜まります。パイプも真っ直ぐ引けないため、各パイプに約1mぐらいのホースが必要になります。(別途1mのホース追加購入が必要です。) |
オクヤマ製は、ほぼ水平で、若干下り傾斜のためホースにオイルが溜まることはありません。パイプを真っ直ぐ引けるため、各パイプは50cm以内のホースで足り、ホースを追加購入する必要はありません。 |
クスコ製は、PCVバルブからオイルキャッチタンクまで上り勾配になります。 |
オクヤマ製は、PCVバルブのみ上りで後は水平を保ってます。 |
オクヤマ製オイルキャッチタンク(市販品)は、シビックEG6やEK4,9、DC2インテグラ、などに取り付ける際、パイプ取り回しに若干トラブル可能性があります。 ハノ字状のパイプではパイプの取り回しに問題があり、バッテリー横に設置するとパイプとレベルゲージの位置が邪魔になります。 このパイプを180度回転させるとEG6専用品の如くぴったり納まります。
クスコ製、オクヤマ製とも、オイルキャッチタンクの固定は同梱のステーでは難しいので、バッテリとの間にゴムシートをあて合成繊維のベルトでバンドしました。
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