ワンオフ・オイルキャッチタンク(EG6専用オイルキャッチタンク作製)
オクヤマ製オイルキャッチタンクは、ブローバイガスに含まれるオイルや水分をタンク内部の仕切り板で積極的に分離する構造で、 他メーカー製オイルキャッチタンクより優れているのは分かっていましたが、パイプがハノ字状に伸び、IN/OUTのパイプの位置関係から、バッテリー横への取り付けは難しいと考えていました。 しかし、オクヤマ(株)のHPを覗いてるとワンオフ作成の受付があるのを発見しました。
オクヤマ オイルキャッチタンク(改) シビックEG6用ワンオフ作成
オクヤマ製オイルキャッチタンクは、上部から撮影するとこのようなパーツ配置です。 |
パイプを180度回転し水平にすると、写真上にドレンボルト、左にレベルゲージ、中心にステーボルト、パイプ左がインマニと接続、パイプ右がPCVバルブと接続。 |
オクヤマ オイルキャッチタンク(改) 裏面(本来は表面) |
オクヤマ オイルキャッチタンク(改) 前面(本来は裏面) |
オクヤマ オイルキャッチタンク(改) 右側面(本来は左側面) |
付属パーツです。ステーはアルミ製で軽いです。しかしステーでの取り付けは諦めます。(多分無理です) |
オクヤマ オイルキャッチタンクは10φ用、15φ用があります。シビックEG6は9φなのですが、クスコ製と同じサイズのホースが同梱されています。見たところ、9φパイプで9φホースといっても問題ないと思います。 |
オクヤマ・0.6リッター・オイルキャッチタンクは、IN/OUTのパイプ接続先が決まってます。写真ワンオフ品の場合は、左:インマニと接続/右:エンジン側と接続です。 |
オイルキャッチタンクの固定はバッテリーの隣にクリップ式のベルトで縛って留めました。裏側にはゴムシートを被せると安定します。これで十分でした。 |
オイルキャッチタンクまでのホースは緩い傾斜ができ、ホースにオイルが溜まることはないと思います。同梱のホース1mで IN/OUT分が十分足ります。 |
上り傾斜になるのはPCVバルブとの接続部分だけです。この部分にオイルが溜まってもPCVバルブに戻すことができるため、ホースにオイルが溜まることはありません。 |
オクヤマ オイルキャッチタンク(改) EG6用は、バッテリー左にスペースのある車には、専用品、純正品の如く綺麗に取り付け出来るはずです。 ハノ字になってるとホース取り回し方向が決定付けされるため真っ直ぐで良いと思います。 (左右どちらにIN/OUTだろうと問題にはならないと思います。)
オイルキャッチタンク内部のセパレーターが積極的にブローバイガスからオイルや水分などを分離するため、エンジンの劣化を抑え、オイルは長持ちし、燃費も上がることを期待できます。
シビックEG6のB16AなどのB型エンジンは、 3番シリンダーに向けてPCVバルブからブローバイが吐かれます。 そのためスパークプラグの焼け具合を確認すると3番プラグだけ僅かにカーボンにより黒っぽい場合があります。 よって燃焼効率を上げるには、ブローバイに含まれるオイルやカーボンなどは オイルキャッチタンクにより分離させれば、燃焼効率は上げられます。 実際にオイルキャッチタンクによって、シフトノブの振動が安定し、 エンジン振動が少なくなりパワーが増してるのを体感できました。 |
オイルキャッチタンクを設置することで、燃焼効率、燃費、オイル寿命などが向上するはずですが、
PCVバルブ以下のブローバイホースでトラブルを起こすと即エンジン異常が発生します。
トラブルを自分で判断できないレベルなら取り付けは辞めるべきです。 |