DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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排気温センサー・チューニング(シビックEG6)

排気温センサー・キャンセル(排気温センサーは排気抵抗か?)

 キャブレター仕様の昔の車は燃焼効率が悪く排気管に未燃焼ガスが入り、排気管が高温になることで枯葉が燃えるなどもあったそうです。 現在は電子制御化されたインジェクション仕様で、更に燃焼効率が高められ排気管が異常な高温になることもなくなり、排気温を監視する排気温センサーは必要なくなりました。 むしろ排気温センサーが排気抵抗になると考えられるため、シビックEG6から取り外し実験することにしました。

排気温センサー・キャンセル

シビックEG6 排気温センサー

 シビックEG6の排気温センサーです。触媒の頭についてます。

排気温センサー(B16A)

 先端は円柱状の棒が伸びてます。これは、排気抵抗になるのか?
※排気温センサーが排気抵抗になる、うんぬん…の前に純正触媒は糞詰まりであるため、メタルキャタライザで試します。(^^;)

触媒の手前の排気温センサー

 触媒の網目の前にこれだけ邪魔になっています。
純正触媒も同じように出っ張ってます。

排気温センサーのマウント部分

 外してみると、…あれ?
排気温センサーのマウントの方が酷いじゃないか、…(^^;;;汗

ハイスカッターで切除する

 というわけで、ドリルで削ることにしました。ここにはネジが切ってないため必要ないと判明しました。使ったのは写真下(2050円)だけで十分でした。

触媒の網目の前には厚めのゴムスポンジを被せておきます

 ホームセンターでレンタル(200円)のドリルに別途購入したハイスカッターを装着。写真左の分厚いスポンジを触媒の網目にあてがい、ドリルを突かないようにします。

マウントは完全に切除できました

 40分かけて切削終了。
初めてのリューター作業でしたが、ドリル本体と触媒をしっかり固定し、安定した状態で高回転で切削するとブレを最小限に抑えて切削できました。触媒網目部分に押し込んだ分厚いスポンジのおかげで、触媒部にへこみ、傷を付けることなく作業完了。
※ここで触媒網目をへこますと、当然デチューンになりますから要注意です。
(切削カスはエアを吹きかけることで簡単に払い出すことができました。)

排気温センサーの代わりのボルトです

 排気温センサー・キャンセル用のボルトの入手に成功。ステンレス製M12x10 、M12x20の1.25ピッチをホームセンターで取り寄せてもらいました。M12x15は入手できず。適正な長さを10mm、20mmで選択します。

排気温センサー・キャンセル

 ステンレスにしたのは、もちろん錆びないため。排気管のボルトはステンレスが望ましいのです。※但し鉄より緩みやすい点には注意します。

メタルキャタライザに妙なバンドがされてるのにお気づきでしょうか? 他ページに書いたトルマリン・バンテージ。他の排気管曲がりは非常に効果的でしたが、触媒は殆ど体感できなかったようです。(^^;

短絡すると消灯します

 排気温センサーは予備を持ってるため、一本をこのように切断して8ミリ丸端子に変更します。

排気温センサー1Ωは無視としました

 近所の8ミリボルトに噛ませます。

メーターパネルの点灯は消灯しました

 短絡されると、排気温センサー・警告灯は消灯します。排気温センサーは、1Ωでしたが、特に抵抗なしでOKと判断しました。

※シビックEG6に関らず、排気温センサーランプが点灯状態でもECUがエンジンを保護するなどの性能に関る症状は基本的にありません。(安全のためサービスマニュアルでPGM−FIダイアグノーシスを確認してみると、排気温センサーを示す点滅はありませんでした。)

 既にこのチューニングに効果があることは作業する前から明らかでした。

 イグニッション・キーを回すと、勢い良くエンジンは始動し、始動時の排気音は爆音と化しました。(^^;汗

走行テストすると、低・中・高回転域まで回りが一段とよくなり、トルク、出力、排気音(^^;汗、とも間違いなく上がりました。 (爆音は数百キロ走行後、車検に支障がないレベルに落ち着き、深く踏むと爆音といった感じになりました。)

触媒アーシング(メタルキャタライザーにアーシング)

触媒アーシング

 後日触媒にアースを追加しました。ガスケットにより分断された各排気管にしっかり接点をだしてアーシングすると、高い効果があることを確認してるため、メタルキャタライザにも試しておきました。

3元触媒は酸化・還元作用で排ガスを浄化しますが、ここのアースは他の排気管より大幅に高い効果を確認しました。取り付け難度は高いがその分効果も大です。
(説明は敢えてしません。付けた方だけにわかる驚きの効果です。)

 排気管にアーシングすると、体感できるほど排気効率がよくなります。 最後に施工した触媒は最も効果を体感できました。

 排気温センサーマウント切除&触媒アーシング後の走行インプレ
エンジンオイルを5W−40から10W−50の硬めに変更したことで、 長距離走行燃費はリッター17Kmから16Kmに下がってましたが、再びリッター17Kmを計測しました。
普通に走行してても排気効率からアクセルオフ時のスピード低下が少ないため、 アクセルを踏まずに走行できる領域が更に増加してることが要因にありそうです。
排気音も1000Km走行ぐらいは爆音とかしてましたが、現在は車検に受かる十分な排気温に落ち着いてます。 通常走行ではある程度静かに走れます。(^^;
※車とは静か過ぎるほど事故率が増す。・・・ある程度爆音の方が車やバイクなどに気づかれやすく、お互い安全走行できると思います。(^^;

 触媒の網目は細かく、排気ガスは真っ直ぐにしか通過することが出来ません。
にも関らず、排気通路に排気ガスの渦をつくる出っ張りがあるため、 排気ガスは真っ直ぐ触媒の網目をくぐることが出来なかったのです。

これが如何にエンジン性能に影響するかは、説明の必要はないと思います。
(純正触媒でも切削できる可能性はあり、効果が期待できそうです。)

■関連ページ 「メタルキャタライザ性能比較」
■関連ページ 「触媒メンテナンス」
■関連ページ 「性能維持と耐久性メンテナンス(18万Km〜)」
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