DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYで触媒オーバーホール(シビックEG6)

触媒メンテナンス(純正触媒の分解清掃&錆止塗装)

  (純正触媒清掃回数2回目。2本目の触媒を清掃)

 触媒はエキマニ直後にあり、排気熱が受けやすい箇所に設置されてます。 その上、車体裏のため雨にさらされ、熱と雨により錆錆になってしまいます。
メンテナンスしてないと外観はぼろぼろに錆び、触媒内部はカーボンが堆積しやすく排気効率は低下してしまいます。

触媒メンテナンス(純正触媒の分解清掃&錆止塗装)

シビックEG6 純正触媒

 シビックEG6純正触媒です。車検時に触媒カバーが必要になる可能性が高いため、インターネットでカバー付き触媒を買い足しておきました。

排気温センサーのマウント部

 写真では確認できませんが、触媒網目の手前にはカーボンの堆積が見られました。なぜここまで降り積もってしまうのか? やはり触媒は排気抵抗になり、排気抵抗により抜けが悪くカーボンが降り積もってしまうのでしょうか。純正触媒は排気温センサー・マウントが大きく出っ張り突き出てます。これもまたおもっきり排気抵抗になります。

触媒はカーボン堆積しやすい

 中間パイプとの接続側もカーボンの堆積が見られました。購入した触媒はエンジン不調だったのか? オーナーのメンテナンス不良なのか? 堆積量は4年ほど前に購入した純正触媒以上のような。(^^;汗 EG6は排気効率は良いのですが、チューニングが不十分だとアクセルを前回まで踏み込んだときのフィーリングはまだ今ひとつで、不完全燃焼の感覚を僅かに感じていました。シビックEG6はノーマルがベストではないのです。燃焼効率を上げるためのチューニングは必須なのだと思います。

触媒をインジェクション/キャブクリーナーで清掃

 触媒を掃除するにはブレーキクリーナーでは効果は殆どありません。インジェクション/キャブクリーナーを丸まる一本使って清掃しました。

カーボンが剥がれてきました

 数分放置すると、こんな感じです。中間パイプと結ぶ側です。

カーボン堆積しすぎです^^;

 エキマニと結ぶ側です。堆積のしかたが微妙に違うのか、剥がれ方が違いました。

オイル受けに溜まったどす黒い液

 垂れてきた液は当然真っ黒けです。

水洗い後、真鍮ブラシとウエスで清掃

 まずは水で洗います。
その後、カーボンカスは真鍮ブラシで落とし雑巾でこすりと、いろいろやったのですが、…余りにも堆積が多いです。(^^;汗 この触媒は取り合えず保留。(^^;;;汗

純正触媒変更

 約4年ほどまえに購入しておいた触媒に切り替えます。(^^;汗 こちらも同じように既にオーバーホール済みです。次はチューニング&メンテナンスといったところです。

リューター工具で排気温センサーを切断する

 触媒手前に付いてて、とてつもなく排気抵抗になる排気温センサー・マウントの出っ張りを削り落とします。実は内部の出っ張りにはネジはありません。ただの出っ張りでしかないのです。

排気温センサー・マウント(切削前)

 触媒の網目は細かく、排気ガスを直進にしか通すことが出来ません。この出っ張りは、空気の渦を作ってしまうのです。

排気温センサー・マウント(切削後)

 ホームセンターで借りた電動ドリルにハイスカッターを取り付け、削り取っているところです。が、しかし…

リューターの歯がボロボロ

 純正のマウントは鉄のため硬く、ハイスカッターは折れるは、…歯はボロボロになるはで、メタルキャタライザのようにはうまく行かなかったようです。(^^;汗

金属専用リューター歯に変更

 後日やり直し。(^^) こんどはホームセンターで購入した”金属切削も可能”なハイスカッターではなく、東急ハンズで購入したUSA製の格安硬質金属用ハイスカッターを使います。因みに日本製ハイスカッターは一本で2000円以上はします。(^^;汗
後で分かったのですが、下の円柱のが最も効果的でした。

4時間ほどかけようやく切削完了

 いきなり切削終了ですが、…。実はこの作業には3時間以上かかってます。(^^;;;汗
途中で挫折しようか迷ったほど硬く、金属専用カッターでもなかなか削れません。またハイスカッターは円柱状が効果的で円柱のみで2本買っとくべきでした。(^^;汗

ワイヤーブラシでボルトの錆び取り

 後は、触媒のボルトは錆び付いてるため、ワイヤーブラシで錆を落としおき潤滑剤を塗付しておきます。グリス系が良いかもしれません。私はブレーキパッド用鳴き止め剤(オイル)を使いました。

赤錆転換剤で黒錆び化

 触媒は熱と水により錆が酷いため、黒錆び転換剤を塗布しました。黒錆び転換剤は錆を黒錆び化すると同時に塗装されるのですが、この塗料の質は今ひとつで、塗料だけは後で落としました。

触媒カバーを耐熱塗装

 耐熱ペイントを塗っておきます。こちらは触媒カバー。

触媒耐熱塗装

 触媒本体にも塗っておきます。 これだけで見違えるように綺麗になりました。

 純正触媒は非常に出来が悪いです。 外径の見た目以上に内径が狭い上、排気温センサー・マウント出っ張りが多きいのです。 触媒入り口にある出っ張りは排気効率を大きく阻害します。 この出っ張りを削り取ると、排気音は爆音と化します。 如何に排気抵抗になってたかは、排気音が証明しています。 メタルキャタライザ・チューニング同様に、純正触媒チューニングもかなり効果が期待できるはずです。

 ハイスカッターの柄が折れた原因は、柄の細いタイプを購入したのが原因。(^^;汗
2mm程の最小のではなく、3〜4mmの太さでも切削可能でした。 切削面に強くカッターを当てないと削れてこないため、道具の問題でも切削時間に影響したようです。

■関連ページ 「メタルキャタライザ性能比較」
■関連ページ 「排気温センサー・キャンセル」
■関連ページ 「性能維持と耐久性メンテナンス(18万Km〜)」
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