DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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ルーフモールからの雨漏り防止(シビックEG6)

ルーフモールからの雨漏り防止(ボディのクラック、錆び止め処理)

   (2回目のルーフモール脱着。右側は一度新品交換済み)

 シビックEG6は既に旧車。
ルーフモールはフィルムがはげて交換が必要だが既に生産終了。
ルーフモール下部やリヤゲートにはクラックがあるかもしれない。
ルーフモール下部から錆が発生するケースもあるようだ。
リヤゲートはボディ剛性が低くパッキンが多いため雨漏りが多いらしい。
ルーフ(屋根)は雨に直接打たれ、塗装が最も弱いとされる箇所。
検索するとクラック、雨漏り、塗装劣化の記事はたくさん出てくるのです。

今年の夏の暑さでか、ルーフの塗装に白濁が出てきてしまった。 白濁の原因は、クリア塗装の劣化が原因。 クリアの再塗装することも計算にいれ、ルーフモールのメンテナンスとクラックの点検をしてみました。

ルーフモールからの雨漏り防止

ルーフモール(シビックEG6)

 ルーフモールとは、屋根にある両サイドのガーニッシュです。

ルーフモールのクラック点検

 シビックEG6はハッチバックのため、リヤゲート開口部が弱いとされてるようです。

リヤゲートのクラック点検

 リヤゲートとルーフモール後端のクラックを点検。特に問題はなさそうです。

リヤゲートはパネル合わせ面が複数あります。

 リヤゲート開口部をよーく観察すると、パネル合わせ面がいくつもあり、塗装により隠されてるのが分かります。

リヤゲートからルーフモールをこじる

 ルーフモールを外すには、リヤゲート側からこじることで比較的簡単に外せます。
※無理に力を入れるとモールがひん曲がるので注意です。

長いマイナスドライバーを使う

 マイナスドライバー先端にビニールテープを巻いてこじり、モールのクリップを外していきます。※既に写真総てルーフモール外し済みです。

ルーフモール(表)

 シビックEG6 SIR−Sのルーフモールは金属で前期仕様のようです。

ルーフモール(裏)

 シビックEG6 SIR−S(前期)のルーフモールは生産終了のため購入不可。
(後期仕様は入手可能ですが付くかは不明です。)

ルーフモールは明かな劣化を確認

 ルーフモール先端と後端は、このように表面のクリアフィルムが剥がれてました。

フィルムが完全にはげてます

 ルーフモールは金属製で黒いフィルムが貼られてるのですが、手で少し引っ張っただけで剥げてしまいました。

ルーフモール下部は汚れていました

 ルーフモール下部は、長年のほこりが堆積して汚れていました。

土とほこりが堆積しています

 なんと土とほこりが堆積した状態です。しかも湿った状態のため、錆が発生しやすい状態でした。

ルーフモール先端の汚れ

 ルーフモール先端部分には、17年間の間に降り積もったほこりが堆積。

水を流しながらブラシで清掃する前です。

 水を流しながらブラシで洗い、雑巾で拭き取り、ブレーキクリーナーで清掃。
錆びはどこにもなかったため、一安心。(^^;

クリア塗装しました

 ルーフモール下部は、条件によっては錆びてもおかしくない箇所のため錆び止めにクリア塗装しました。特にクリップ箇所は水が溜まりやすく危険です。

 今回の作業、クラック点検、ルーフモール下部の錆び止め、雨漏りはOK。
問題はルーフの白濁です。 まずは試しに、1ミクロンのコンパウンドをかけてみたところ、クリアの表面の白濁が削れたようで綺麗になりました。
よって、クリア塗装は危険を伴うため止めときました。(^^)ゞ

 ボディ塗装には、クリアのみ塗装は基本的にないそうです。 塗装には下地処理が重要になるのです。 塗装が定着するために下地処理の磨きが必要で、クリアのみの場合は、この下地処理の磨き傷が透けて見えることになるのです。 塗装の手順は、下地処理、カラー塗装、クリア塗装の手順を必ず踏まなくてはならないのです。 そのため塗装は、クリアとカラー塗装を総て剥がし、カラー塗装後にクリア塗装をするのです。 下地処理もせずクリアのみ塗装した場合は、1,2年で剥がれてくる可能性があるのです。 また屋根だけ塗装するのはみっともないので、塗装するなら全塗装するべきなようです。 よって私のシビックEG6は、時が来るまでポリマーコーティングで維持することにしました。



ルーフモール塗装

 表面のフィルムテープが剥がれたルーフモール補修に、 フィルムテープを貼りなおすか、塗装かを悩んだすえ、塗装することにしました。

ルーフモール塗装

ルーフモール塗装に必要なペイント

 フィルムの剥がれたルーフモール塗装には、写真のプラサフ、ボディ同色のカラー、クリアー、シリコンオフを使用しました。

塗装したルーフモール

 下地処理(錆び落としとペーパーがけ)→プラサフ(2回塗装)→カラー塗装(1回塗装)→クリア塗装(3回塗装)。ルーフモール程度ならDIYでも十分出来ました。

 ルーフモール塗装は、塗装の練習のつもりで簡単に試してみました。・・・が、以外にお金も時間も手間もかかり大変でした。(^^;汗
(ルーフ(屋根)クリア塗装の考えの甘さが、分かった気がしました。) )

ボディ塗装の作業工程(ルーフモール塗装)

1、下地処理
 錆び、塗装を落としペーパーがけ。塗装の食いつきを良くし均しておく。 最後にシリコンオフなどで脱脂する。

2、プラサフ
 金属などに塗装を食いつきよくする下地処理剤(プラサフ)を均一に塗装する。 プラサフは30分程度で乾くようで、ここから次の作業に入れる。 2000番程度の水ペーパーで下地処理の最終仕上げをする。 

3、カラー塗装
<塗装の準備>
 ここでのほこりなどの付着と油分は要注意です。 油ののった手で触れないようにし、必要であればシリコンオフを使ってもいいかと思います。
<塗装作業>
 先に側面などの隅を塗装して、表面の塗装に移った方が良いようです。 塗装が滴る一歩手前の厚みで塗装すると光沢がでて最も良いとされています。 (ぼかし剤とは、この作業性を上げるのに使うものかもしれません。)

4、クリア塗装
 カラー塗装が乾いてくる5〜10分後にクリア塗装。 以降は15分おきに3〜5回塗装を重ねて光沢を出す。

5、磨きとコーティング
 一週間後、塗装が乾ききったところで磨きに入り、最後にワックスやコーティング。

 以上の1〜5工程をこなすと、お金と時間と手間がかかる作業です。
ボディのルーフ塗装、ボディ全塗装すると、いったいどれくらいの缶スプレーが必要か?
ルーフモールのカラー塗装には、300mLのうち100mLも使ってませんが、 クリア塗装には3度の塗り重ねで250mLほど使ったようです。

ルーフ塗装には、カラー塗装2回、クリア3〜5回とした場合、 カラー缶5缶、クリア缶8〜10缶要るかもしれません。 塗装は必ず継続作業が必要で、数秒でも間をあけて塗装面を乾燥させてしまうと、 たちまち塗装の輝きを失い、色むらが出来てしまうのです。

缶スプレーでいくら気を使っても、完璧な塗装は難しいのかもしれません。

(それでも私のシビックEG6のルーフは、ほかっておけば間違いなく剥げます。 )

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