点火時期調整方法(B16A)(点火時期チューニングの性能)
シビックEG6購入して、2、3ヶ月はノーマルで走っていましたが、1600CCと非力で純正状態のエンジンにはどうしても満足できず、 スパークプラグを高性能なイリジウムプラグに交換してみました。
ところが出力(エンジン回転)はでるがトルクが弱くなってしまいました。 原因を調べてくと燃焼スピードが速いために点火時期を進めるのと同じ効果がでていると推測しました。
試しに点火時期を遅くすると出力よりトルク特性が上がり、問題が解消されました。(進んだぶん戻して調整するため)
トルク出力アップ、レスポンスアップ、振動軽減、排気もクリーンになり燃費が1Km以上アップしてるのを
確認しました。ただイリジウムプラグは火花が弱い(火花ギャップが狭い)ようで高性能プラグコードなどで点火系チューニングが
必要なようです。
ディストリピュータを回すことはかなり危険で、ノッキングやプラグを溶ける場合もあります。 実験したところ、進めても遅らせても一時的に出力、トルクはアップし調整成功したかに見えました。 ところが10〜20Km走行するとパワーが落ち始め、ノッキングなどのトラブルが発生してきます。 特に点火系チューニングが弱いとノッキングが発生しやすいようです。 調整はディストリピュータに線引きしてミリレベルで回し、最終的にはコンマ5ミリ以下で調整する必要があります。 更にディストリピュータのボルトは3本留めですがガタがあるため2箇所に線引きして調整すべきです。
通常はタイミングライトを照らしてクランクシャフトの刻印に合わせますが、その位置を無視するわけで、 何が原因でトルクが落ち、出力が落ち、カーボン堆積、など判断力がないと難しい作業です。 ディストリピュータを完全に最適位置に調整するには現象把握などを含め3ヶ月ほどかかりました。 点火時期は手前に回すと遅くなり、奥に回すと速くなります。
※イリジウムプラグだけでなくマフラー、エキマニ、吸気ダクトを加工した場合にも多少点火時期調整したほうが調子が上がることを確認しました。
電子制御燃料噴射装置に変わった当時一般的に言われてた話は、点火時期を変更するとエンジンを壊す危険があるということ。 ですが吸排気系チューニングした上にスパークプラグも純正を使わないとなると、燃焼スピードの変化から純正指定の点火時期では 性能ダウンだけでなく、エンジンを壊す危険性まで高まります。 エンジン性能ダウンがチューニングパーツ性能が原因か? 点火時期の原因か? この見極めができないと性能を上げることは不可能です。 |
DATE2010/10 |