DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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タイミングライトで点火時期調整(B16A)

タイミングライトで点火時期調整(点火時期点検&調整方法)

  (タイミングライト確認3回目)

 タイミングベルトを交換した場合には、本来は点火時期を確認する必要があります。 ディストリピューターを外したり、チューニングで点火時期をいじったりした場合も同じです。

過去に2度タイミングライトで点火時期調整/確認してますが、 10万Km走行からチューニングで点火時期をいじった現在、シビックEG6は非常に見難く難航が予想され、 ・・・いつまで経っても見ずでしたが、今回やっと確認してみる気になりました。(^^;

タイミングライトで点火時期調整 No.1

シビックEG6点火時期確認

 これがタイミングライトです。

パナソニック製タイミングライト

 シビックEG6の診断のためにだけ使ってるタイミングライトです。(^^;

タイミングライトチェックには短絡が必要です

 サービスチェックカプラを短絡するために、配線を用意します。

サービスチェックカプラ

 サービスチェックカプラはグローブボックス左側に隠れています。

グローブボックスを外します

 緑のゴムキャップにしまわれています。

二つあるカプラの2Pを使います

 茶、緑/白の2線カプラを短絡します。

チェックランプ点灯

 エンジン始動中、エンジンチェックランプが点灯してればOKです。

1番プラグコードにコネクト

 タイミングライトを一番プラグコードにコネクトします。

タイミングライトのスイッチ

 タイミングライトは、このスイッチを押すと点火タイミングで点灯(点滅)します。

クランクプーリーの溝とカバーのメモリを合わす

 見えるでしょうか? 点火時期の合わせマーク。
この辺にあるはずなのですが・・・^^;汗

タイミングライトを当てる

 綺麗に清掃したエンジンでも、クランクプーリーベルト周りはどうしても汚れるため、見えなくなってました。(^^;汗  点火時期を大きく変更してるため、クランクの刻印は見えない可能性はありましたが・・・

 予感は的中。今回は失敗しました。(^^;
シビックEG6の場合、タイミングライトでの点火時期確認は非常に難しいのです。まず汚れが原因でクランクプーリーの凹みと色の印、エンジンカバー側に付いたメモリまたは覗き窓。 タイミングライトの照らす角度と見る角度。


 クランクプーリーの刻印が見難くなってるのは明かなため、後日新ためて再チェックしました。

タイミングライトで点火時期調整 No.2

タイミングライトでシビックEG6点火時期確認

 クランクシャフトを回し、クランクプーリー刻印を確認します。

12.7ミリラチェットハンドルを使いました

 12.7ミリソケットレンチで正回転にクランクボルトを回します。

正回転に回して刻印を確認

 シフトレバーをニュートラルにすることで回せます。

刻印が4箇所見えます

 クランクプーリー刻印です。

クランクプーリー拡大

 4箇所あります。
※B16Aエンジンは、右3箇所の真ん中に合わせます。

タイミングライトで分かる様に白くします

 凹部分に白で塗装しておきます。

タイミングライトを照らす

 写真でも僅かですが刻印が見えます。
総て白では見える箇所が分からないため色を変えます。

再度刻印の色を変える

 一部を青にします。

青くすると見えなくなるのを確認

 どうもこの箇所のようで見えなくなりました。
斜めに見て確認してるとはいえ、青く塗った箇所が見えてるようです。

再び白くすると見えることを確認

 再び白く塗ると、白線を確認。
本来は真上から確認するべきなのですが、タイミングライトを真上に照らす必要があり、目で確認できるのは斜めの写真の角度。
※点火時期をずらし、アイドリングも高めのため進角され、覗き窓からみてないので、正確性を大きく欠いてますので参考にしないように。(^^;

 過去に2度タイミングライトによる確認をしていますが、 ここでの調整は非常に難しいと言わざる得ないと思います。 覗き窓(合わせマーク)から真っ直ぐ刻印を見て合わせるわけですが、真っ直ぐ見るのは至難の技でもあります。

 写真では見る角度が斜めで、アイドリング約900回転、チューニングにより燃焼スピードが速くなりディストリピュータで点火時期を大きくずらしてます。
そのため合わせマークは当てにならず、今回は現在の位置を確認するのが目的です。


 適正点火時期確認とまとめ。
今回に限らず、過去に行った点検でもB16Aエンジンはタイミングライトでの確認は非常に難しいです。 しかもB16Aエンジンの整備書、シビックEGシャシ整備書を見ても詳しい記述はありません。 エンジンオーバーホール時にはどうしても必要となるため出来る限り正確に纏めておきました。

タイミングライトで点火時期調整 No.3

シビックEG6タコメーター

 タコメーター約900回転。

サービスカプラを短絡

 短絡し、

チェックランプ点灯確認

 チェックランプ点灯させる。

1番プラグにクランプ

 1番プラグコードにクランプ。(B16Aエンジンは右から1、2、3、4番)

クランクの合わせマーク

 点火時期をずらしてるため、一番下のみ確認される。

タイミングライトで確認

 正規の角度でなく写真のように斜めに照射すると、白丸箇所に刻印を確認。

ディストリピューターで点火時期調整

 ディストリピューターで点火時期調整。
※点火時期を進めるとは、速く点火していることであり、遅いとは、遅がけの点火。
前者はトルクが薄く出力アップ、後者はトルクが厚く出力ダウンの傾向にあります。

現在のディストリピューター固定位置

 現在のディストリピューター調整位置です。

 点火時期について
点火時期は進めるか?遅らせるか?・・・遅らせてます。 チューニングすると、燃焼時間が短くなるのです。 そのぶん遅らせることで適正点火時期に調整しています。 もしもチューニングして点火時期を進めて調子が良くなったとすれば、そのチューニングはNG。
それはデチューンしてしまってる可能性があります。 吸排気効率やプラグの点火効率が上がると、燃焼スピードは速くなるようです。 ※純正状態の場合は、安全マージンがあるため点火時期は僅かに進めることができる。

 タイミングライトによる点火時期は、サービスカプラ短絡と、アイドリング時のエンジン回転数、タイミングライトの照射角度と見る角度が重要で、 覗き窓(マーク)に沿って直角に見る必要がありますが、相当に見難いため完璧にあわせることは不可能に近いと思います。 サービスカプラ短絡の有無による点火時期も確認してみましたが、殆ど変化がないことを確認。

 今回のチェックにより感覚を頼りに調整したディストリピュータでの進角位置がどの位置にあるかを掴んでおきました。 ※EG6には更に燃料ホース磁石1個により燃焼スピードを微調整されています。

 B16Aエンジンの点火時期は、3箇所並んだ刻印の真ん中の赤く塗られた箇所に合わせます。 タイミングライトを照らした上に、合わせマークを覗き窓から真っ直ぐ見るのは難しい作業です。 しっかりタイミングライトを照射しないと刻印は確認できず、見る角度によって刻印の位置も大きく変わるのです。 あまりにも見る角度と照射角度で大きく動くため、完璧に赤い刻印に合わせるのは至難の業です。
更に刻印にピッタリ合わせるのが適正かはチューニング状態でも変わります。

タイミングライトによる点火時期は、純正パーツを使った場合の基準値であり、 車外品の高性能パーツなどでチューニングすると、赤い刻印が適正とは限らなくなります。
※特にイリジウムプラグ。これに換えた時点でEG6は完全に純正点火時期では合わなくなりました。

■関連ページ 「点火時期調整方法(B16A)」
■関連ページ 「点火時期を微調整する方法」
■関連ページ 「ECU初期化(リセット)」
■関連ページ 「性能維持と耐久性メンテナンス(18万Km〜)」
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