DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYで点火時期微調整(シビックEG6)

点火時期を微調整する方法(チューニングは燃焼速度に影響)

  (通算2度目の交換。(パーツ変更と調整など))

 点火時期を調整するにはタイミングライトを使用します。 暖気後にタイミングライトを1番プラグコードにクランプさせ、サービスカプラを短絡し、クランクプーリーの合わせマークに当てて ディストリピューターを回して調整します。

しかし、純正パーツからチューニングパーツに変更していくと合わせマークでの点火時期では本来の性能が発揮できないばかりか、 ノッキングや燃費悪化を招く可能性があります。

チューニングした車には点火時期の微調整は宿命だと思われます。
点火系(イリジウムプラグに変更)、吸気系、排気系をいじると点火時期に影響することが、チューニングをしていくことではっきり分かってきます。 その原因は、チューニングをすると燃焼速度が上がるため、点火時期は燃焼速度を考慮する必要があるからです。

燃焼速度が上がるということは点火時期を進めることと同じ(≒)意味をします。

点火時期による症状

評価点火時期  症状
△進めるトルク×、出力◎、燃費○、アクセルレスポンス○、クラッチ操作性○
その他(ノッキング増大、トルクが低く上り坂で加速しない)
×遅らすトルク◎、出力×、燃費×、アクセルレスポンス×、クラッチ操作性×
その他(不完全燃焼、アクセルを深く踏まないと加速しない)
◎中立 トルク◎、出力◎、燃費◎、アクセルレスポンス◎、クラッチ操作性◎
その他(排気クリーン、慣性効果がありエンジンブレーキの効きが弱い)

※チューニングすると中立の最適な点火時期が必ずずれてきてしまいます。
※点火時期を進めすぎるとエンジン発熱が増します。
※点火時期を進めるには、スパークプラグの番手を一つ以上上げることも重要です。



 点火時期を調整する手段は2つあります。
1、 ECUをチューニングする。(ROMの点火時期データを書き換える。)
2、 ディストリピューターを合わせマークを無視して調整する。



点火時期調整とはディストリピューターが見てるカムシャフトの回転とECU側の二つで行われています。

1、ECU側でチューニングすることが望ましいようですが、欠点もあります。 現車持込みでのチューニングが大前提で、後からチューニングを進めた場合にROMの再書き換えが必要になると思われます。

2、ディストリピューターを手動(マニュアル)で進角すると適正値を出すための進角幅の感覚と、進んでるか遅れてるかの見極めるのに経験が必要です。

私のEG6は2、のディストリピューター側で進角させました。 具体的なディストリピューターによるマニュアル点火時期調整方法を以下に纏めてみました。


マニュアルで点火時期を微調整する

点火時期調整

 ディストリピューターを回す前に最低2箇所にマークを付けておき、元に戻せるようにしておきます。チューニングすると燃焼速度が向上する(≒点火時期が進む)傾向にあるため調整は点火時期を遅くする方向(↓)へ回します。調整値はデスピ上に付けたマークを基準にミリ単位で変更します。
 そして走行テストを最低10〜30Km行い、ECUの関係からエンジンの再始動も数キロごとに2〜3回行う。テストしていくと上記表の点火時期による症状が出てきます。

↑で点火時期が速くなる。↓で点火時期が遅くなる。


※調整で最も注意しなければいけないのは、調整直後の数Kmは表にある悪い症状がでてこないことです。 走行距離とエンジン再始動時に少しずつ症状がでてくるため注意が必要です。 症状が点火時期が速い/遅い、どちらで起きたかを判断できないと最もベストな位置に調整できません。 そして当然ですが、ノッキング症状やエンジン吹け上がりが悪くなった場合は直ちに調整値を戻す方向に調整してください。 (エンジンやマフラーにカーボンが体積するとますます症状がで難くなるため、調整値がつかめず調整に時間がかかります。) 元の箇所のマークを消したのではっきりと言えませんが、私のチューニングレベルで5mm程遅らせてあります。 (最も影響するチューニングはNGK IRIWAYスパークプラグです。) ディストリピューターを回すことで起こる症状を理解するのに休日毎の調整で3ヶ月程かけて調整値を出しました。


 ディストリピューターでの調整は、実は微調整とまでは難しく調整までです。 ディストリピューターでは多少遅く合わせておき、燃焼速度を高めるチューニングパーツを使って微調整します。

点火時期微調整(燃焼速度微調整)

 最近は複数のメーカーから燃料ホースへのマグネットが販売されてますがエンジンに効果があるのは事実です。燃費がよくなる理由は燃焼速度が上がるためです。燃焼速度が速くなることは燃焼状態が良く、完全燃焼に近くなるため排ガスもクリーンになります。インジェクター側に近づけるほど効果がアップします。ただ付ければ良いのではなく燃焼速度は≒点火時期を進めることと同じ症状になるので効果を上げすぎると点火時期の安全マージンを超えてノッキングの危険もあります。

インジェクタ側に近づけると燃焼速度が速くなる。↓インジェクタ側から遠ざけると燃焼速度が遅くなる


 点火時期の微調整はこのマグネットで行います。 燃料ホースに取り付ける位置とマグネットのガウス(マグネットの数)で微調整します。 私の車には点火時期を多少多めに遅らせて3つ付けました。 3つのマグネッは燃料ホースのインジェクター側に最も近い位置にあり、微妙にずらすことで燃焼状態の最も良い状態に調整します。 調整はディストリピューターと同じくミリ単位で動かし走行テストを繰り返さないとベストな位置が掴めません。 最終的には調整値コンマ5mm以下で合わせていきます。

※注意する点は、点火系がノーマルの場合でプラグコードやアーシングされてない場合には 点火時期のずれからエンジンや排気管などにカーボンを堆積させてしまい性能ダウンさせてしまう危険があります。 また、燃料ホースのマグネットは走行中にずれることが最大の欠点で、私は固定するためにゴムバンドをしています。 (普通のゴムでは熱でぼろぼろになるのでホームセンターで手に入る工業用のゴム紐を細く切ってバンドしました。)


 点火系をマニュアルで調整するのはかなり難しいです。私は調整値を出した後は微調整はマグネットでしか触りません。 点火時期を調整後に吸気系、排気系、点火系のチューニングをしたため、このマグネットで微調整しています。 現在の燃費とエンジン性能は点火系チューニング(デスビ&マグネット)によるものが大きいです。

 点火時期の適正調整位置は、エンジンオイルを5Wか10Wかでも変わってくるようです。 5Wの方が緻密に調整が必要で点火時期を進める(または燃焼速度を速める)ほうが調子がでました。 10Wでは5W時の点火時期を進めた設定では重ったるくて走らず若干戻す必要があり、 点火時期調整は5Wより緻密でなくても十分なエンジン性能はでてるようでした。 5Wと10Wとの点火時期設定の違いは、オイルの粘度による油膜の厚さでシール性と駆動抵抗の差が出てくると考えられそうです。 (緻密に調整した場合です。)

 最近はECUにより点火時期制御をノッキングすれすれにリアルタイムにコントロールしてるようで、燃焼速度を速める必要がないかもしれません。 特に低燃費思考の車はこの傾向が強いと思われ効果が薄い可能性があり、むしろ点火時期を進めることと同じ傾向でノッキングの危険がでるかもしれません。 私のEG6はディストリピュータで点火時期を僅かに遅らせることで3個を取り付けています。 (マグネットのほうが微調整がしやすいためです。)

■関連ページ 「点火時期調整方法(B16A)」
■関連ページ 「ECU初期化(リセット)」
■関連ページ 「タイミングライトで点火時期調整」
■関連ページ 「高性能化と耐久性チューニング&メンテナンス」
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