パワステ・オイル漏れ修理(パワステ、ラックのオイル漏れ修理)
パワステ・リザーバータンクのフルードは汚れてきますが減ることは基本的にありません。 減ってる場合には、ホースの劣化、ホースバンド不良、ラックのパッキン不良が考えられます。 エンジン下回りの汚れ、オイル漏れはみっともなく、チューニングどころではありません。 パワステ系統のオイル漏れはそれほど高圧でないため修理はできます。
パワステ・オイル漏れ修理
パワステホースはホースバンドに問題があり、ホースも痛むため交換が必要です。写真は注文したパワステホースですが、一本だけ入手できないホースがありました。左下の短いホースとほぼ同形状のホースがもう一本必要なのですが、なぜか購入できませんでした。但し交換の必要のない写真上部の長いホースを切断すると、同形状のホースが作成可能でした。 |
もともと付いてる水道ホースに使うような針金状のバンドは捨てて、写真のような板状に締め付ける金属バンドに変更します。 |
写真の2つのホースが最も漏れやすいホースのため、ホースとバンドを交換します。パワステのホースからの漏れは、これだけで防げます。 |
ラック&ピニオン部のラックガイド部からの漏れ。この箇所はラックガイドを固定するネジとナットが規定トルクで締め付ける必要があります。安易に締めてはいけないのです。が、…それ以前に特殊な工具を用意しないとスパナなどがかかりません。 |
本来はラックガイド・ネジ部にシールパッキンを塗るように指定されていますが、このナットとガイド・ボルトは特殊工具がないと狭くて外せません。 |
既に走行10万Km未満の時に修理しました。(2002年頃) ホンダ純正のグレーのシールパッキンでラックガイドを完全に埋めてあります。パワステ系は極端に高圧でないため、シールパッキンでも漏れは止まるのです。 |
ラックガイドの漏れは、シールパッキンを塗る前にブレーキクリーナーでよく脱脂して、シールパッキンを数回に分けて塗り、2,3日車は乗らず放置しておきました。 ここまでやれば完全に漏れ止めされると思います。
オイル漏れで車を廃車にするということは、単純にオーナーの管理によるメンテナンス不良だと思います。 オイル漏れには、エンジンオイル、ミッションオイル、パワステオイル、LLC(クーラント)、シャフトシール、カム、クランクなどがありますがすべて修理可能です。 ただどの時点で交換するかで費用が変わってくるため、シャフトブーツの破れなどにシャフトシール同時交換するなど纏めて作業し、 漏れてなくても今後のメンテナンス目的で交換しておけば後々安く済むと思います。 |
パワステオイル漏れには、ラックブーツからもあります。 これが見つかれば、・・・車上での整備は不可。 ラックを下ろしオーバーホール(シール交換)。 ただ、これもラックのギヤがシール交換を難しくします。 ラックをアセンブリ交換、またはリビルドになる可能性大です。 |