DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYで室内内張り撤去(シビックEG6)

室内パネルボンド施工(屋根内張り撤去とパネルボンド補強)

   (通算13箇所目? パネルボンド5本施工(合計18本)(2/3ページ))

 シビックEG6のボディ剛性は既にパネルボンドでフロント〜リヤを施工済みで、 バランスよく剛性補強されてるためこれ以上の補強は必要ないとも言えます。 しかしレース車両や車種によってはピラーからのクラックもあるとか。
モノコックボディはボディ全体で剛性を上げる必要があり、 屋根内張り撤去と同時にピラーから屋根までパネルボンドで補強することにしました。

室内パネルボンド施工準備編

パネル合わせ面とスポット溶接箇所は、ほぼ総てです

 丸で囲った部分を中心にパネルボンドを施工します。屋根とピラーは総てパネルが重なりスポット溶接されてます。これほど広範囲にあるとサイドシルやストラットタワーバーなどはほんの一部の補強にしかならないことに気づかされると思います。

左リヤ・ゲート部分

 リヤ左角。

右リヤ・ゲート部分

 リヤ右角。

リヤゲート屋根の補強板

 リヤゲート上部の補強板。

フロント屋根の補強板

 フロント上部の補強板。

左Aピラー根元の溶接箇所

 左Aピラー根元。

右Aピラー根元の溶接箇所

 右Aピラー根元。

右Aピラー屋根との溶接箇所

 左Aピラー継ぎ目。

右Aピラー屋根との溶接箇所

 右Aピラー継ぎ目。

左ドア上部の補強板

 左赤丸部分のパネル合わせ面。

右ドア上部の補強板

 右赤丸部分のパネル合わせ面。
白や赤で塗られてる箇所。ここは以前に軋み音探求でシールパッキンを塗った箇所です。赤いのは日産製、白はホンダ製シールパッキンです。

左リヤゲート下側のパネル合わせ面

 リヤゲート左下側角。

右リヤゲート下側のパネル合わせ面

 リヤゲート右下側角。

※写真の箇所は総てサンドペーパーによる鉄板出しを行った状態です。

 これだけパネル合わせ面(スポット溶接面)があると、屋根、ピラーなどのパネルボンド補強が如何に重要かは明らかではないでしょうか。 HPでは紙面上の都合で公開を控えましたが、細かな箇所はまだ複数あります。

室内パネルボンド施工編

左Aピラー上部

 通常パネルボンド施工はパネル合わせ面を繋ぐように線で補強しますが、私はそんな甘い施工はしません。

右Aピラー上部

 薄い鋼板の応力が集中する箇所の肉盛り、エッジ部分は埋めてしまいます。

ゲート左Cピラー上部

 屋根にはピラー、横、縦の鋼板からの応力が集中する箇所があります。

ゲート右Cピラー上部

 しかも、この箇所はパネル合わせ面であり、スポット溶接箇所でもあるのです。

左ドア上部の補強板

 床のサイドシルは重要ですがその真上にも補強板があり、立体構造で補強されてます。

右ドア上部の補強板

 このエッジ部分をパネルボンドで埋めてしまうと、サイドシル同様に高い剛性アップが期待できるはずです。

左ドア上部スポット溶接箇所

 赤丸左箇所。重要であるはずの上部の骨格に継ぎ目があります。ここが如何にボディ剛性に重要かは明かだと思います。

右ドア上部スポット溶接箇所

 赤丸右箇所。ここの剛性が低いとサイドシルの支えが劣ることになりそうです。ドア開口部やクオーターガラス全周囲へのパネルボンド施工は、異常なほど剛性アップしましたが、その応力を支えるのもこの箇所が関係すると思います。

左Aピラー

 Aピラー根元もパネルが合わさっていてスポット溶接されています。パネルボンドをここに施工するのは非常に難しいですが、重要箇所なはずです。

右Aピラ

 Aピラー、Bピラー、Cピラーが天井の補強板に応力を伝えてるため、ここが弱いと補強の意味がなくなるかもしれません。

屋根骨格のエッジ、継ぎ目をパネルボンドで埋める

 屋根の補強板のエッジはパネルボンドで埋めてしまい、挟み込むように剛性アップされてるはずです。シールパッキンとコーキングで屋根の薄鋼板隙間に充填しておきました。 ※屋根の鋼板へのパネルボンドは恐らくNGのため注意です。

リヤゲート左側面

 リヤの剛性が低いといわれるハッチバックのシビックEG6。この箇所の重なったパネル合わせ面がその原因かもしれません。

リヤゲート右側面

 エッジ部分も埋めて補強しておきました。

リヤゲート屋根補強板

 リヤ開口部の屋根の鋼板もスポット溶接されています。ここは補強板であるため、ここの剛性アップも重要なはずです。

リヤゲート下部補強板

 既にトランク部分はボディ剛性補強済みですが、更にその上側のエッジ部分にパネルボンドで補強しておきました。無限製リヤストラット・タワーバーの効果を体感したことは一度もないし、ここまで補強されるとすでに必要ないかもしれません。

 ボディ剛性に効果的な箇所は、今回施工箇所が最も高いかもしれません。 スポット溶接、パネル合わせ面の数は異常です。 モノコックボディであるからこそ、屋根、ピラーの剛性補強は忘れてはいけないと思います。

 今回でパネルボンドによるボディ補強は終了。 タイヤハウスもまだ施工可能ですが、これはショックアブソーバーを外す機会に作業しようと思います。

 屋根の薄い鋼板をパネルボンドで接着してはいけない理由は、
ワンボックス車では、ボディが遣れてくると屋根がひずみぺこぺこ音がすることがあるそうです。 屋根は明かな薄い鋼板のため、ボディ剛性に寄与するどころか屋根の薄鋼板が伸びて歪む可能性があるため危険だと思います。



 パネルボンドでボディ剛性を最大限に上げるには、金属用瞬間接着剤を使うこともお忘れなく。 今回までの施工で効果があると判断できる箇所は常に瞬間接着剤を同時施工しています。 内部(瞬間接着剤)、外部(パネルボンド)の合わせ技でボディ剛性は更に増します。

室内スポット溶接箇所に瞬間接着剤で剛性を上げる

瞬間接着剤施工箇所も多数あります

 今回のパネルボンド施工には、最初から瞬間接着剤を予定していました。瞬間接着剤は液状を使うため、パネル合わせ面が広がってる箇所から垂れてくるのです。こうなると効果が下がるのでパネルボンドはボディ剛性の役目を兼ねて被せるようにして穴も塞いでおきました。

瞬間接着剤12本で1260円

 合わせ面に液を溜めるようにして接着させるため12本使い切りました。施工箇所はサイドシル上部に当たるドア開口部の補強板からクオーターガラスまでです。
12本使っても100円ショップで購入してるためたったの1260円です。(^^)

 瞬間接着剤の施工には、オリーブオイルなどの油を手にすり込み、瞬間接着剤の先端は熱収縮チューブなどの細いノズルを接続して施工しました。 ノズル先端に穴を開けるとき液が飛散しやすいので付着しないよう注意します。

 13万Km時点のアーム交換時に起きてた軋み音。・・・直後に軋み音探求し、原因を特定してるため一切ありません。 これだけ消音材を外してるにもかかわらず、静かなのも不思議なくらいです。 排気温センサーマウント切削による爆音も落ち着き静かになりました。 屋根内張り撤去による雨音も殆どなく、夏場に屋根が熱くなるのは駐車中のみで、 走行時は温度は下がるし屋根の熱は屋根だけに留まってるのです。 もともと熱源はダッシュボードや側面内張りなどもあり関係ないようです。
ボディは何れ剛性が下がる? だからこそモノコックボディは全箇所満遍なくボディ剛性を上げる。 更に瞬間接着剤などで余裕値を上げておきました。

 ピラーバー取り付けについて。
リヤ・シートベルトに友締めするピラーバーを取り付けると、ボディが遣れる危険性大。 Cピラーの鋼板にはシートベルトのユニットを配置するための大穴があることもあり、ピラー自身の剛性が足りません。 ここにチューニングショップのピラーバーを高いテンションで接続すると、クオーターガラスのスポット溶接が剥がれる危険があります。 内張りを剥がしてよく観察すると、Cピラー自身が薄鋼板で大穴があるため、シートベルトのボルト位置は手で強く押しても僅かにへこみます。

■関連ページ 「室内内張り剥がしと軽量化  (1/3ページ)」
■関連ページ 「室内パネルボンド施工    (2/3ページ)」
■関連ページ 「内装軽量化し内張り取り付け(3/3ページ)」
■関連ページ 「性能維持と耐久性メンテナンス(18万Km〜)」
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