DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYでフロアにパネルボンド施工

室内床フレームの剛性補強(室内シーリング・パネル剛性補強)

  (通算パネルボンド本数12本)

 シビックやインテグラのモノコックボディ構造図を見るとフロア・フレームは座席取り付け部と後部座席座面が補強板の役目を兼ねてることが分かります。 剛性アップには効果がないと考えてたシーリング箇所ですが今回この箇所を補強することにしました。 人が乗るフロア部分が最も捩れ剛性が重要なためフロアのシーリング内などスポット溶接箇所をパネルボンドで補強しました。

室内床フレームの剛性補強

パネルボンドをフロア・シーリング箇所すべてに施工

 フロアのシーリング箇所とスポット溶接箇所は丸で囲ったところです。既に前回までにパネルボンド施工は済んでるのでいくつかは既に施工済みですが、シーリングを剥がすことで更に剛性アップできる箇所が残っていました。

ECUを外してパネルボンド施工

 左奥水色○箇所です。ECUがあるため前回敢えて施工しませんでしたが、今回はしっかり施工しました。シーリングがありエッジ部分が多いためエッジを埋めることで剛性アップできます。

フロントドア開口部エッジの剛性アップ

 右奥水色○箇所です。こちらは既に前回施工済みです。ドア開口部の三角形の縁が広い開口部の剛性補強に貢献できるはずで、ここに厚くパネルボンドを塗ることで剛性補強しておきました。

リヤ座席エッジにパネルボンド施工

 左前水色○箇所です。シーリングが塗られた部分がありエッジになりスポット溶接されてるため被せるようにパネルボンドで補強しました。(前回施工済み)

リヤ座面は補強板でもあります

 右前水色○箇所です。こちらもフロア開口部の剛性には貢献できるはずです。(前回施工済み)

サイドシルとしっかり結びます

 白○左です。座席取り付け部のフレームはボディ剛性のため設けられたもので、こことサイドシルをしっかり剛性することで捩れ剛性を高めることができるはずです。

フロア・トンネル箇所としっかり結ぶ

 白○右です。フロアのトンネル部分です。フロアトンネル箇所の補強は室内からは難しそうですが、少しでも剛性を上げるためにフレームの接合面を大きく取るようにパネルボンドで埋めておきます。

運転席側は配線クリップを外して施工

 白○右です。座席フレームをサイドシルとしっかり結びます。

フロアトンネル部分との接合面を大きくとります

 白○右です。フロアトンネル部分は同様に接合面を大きく取るようにパネルボンドを埋めておきます。床はぺらぺらなため剛性には殆ど貢献できないはずです。

サイドシルはフロアとサイドシルの合わせ面がシーリングされスポット溶接されている

 黄○左です。サイドシルは床版との接合箇所とドア開口部のエッジに施工済みですが、実はサイドシル自身はパネルを曲げてフレーム化されてるためシーリングがありスポット溶接されてます。ここが重要補強箇所でサイドシルを補強しても接合面が緩いと応力が逃げてるはずです。ここが補強されないとサイドシル剛性は不十分と判断しました。(前回施工忘れ)

サイドシルはエッジ部分にパネルボンド塗布で剛性が上がるようです

 黄○右です。運転席側は配線があるため側面の厚みを出す施工はしていません。今回運転席側はエッジ部分を更に分厚く塗りました。常に人が乗る運転席フロア剛性は重要なためシーリング下のスポット溶接箇所の他に、重ね塗りでエッジ部分の剛性を更に高めておきました。

リヤ座面は補強バーでもあるようです

 青○です。パネルボンドが2線で塗ってありますが、下側がフロアとの溶接箇所、上側が座席フレーム箇所です。どちらもシーリング下にスポット溶接されています。この座席面が補強材であることがモノコックフレーム構造図で分かったのです。床板は薄くぺこぺこへこむくらいなので剛性には貢献できないはずですが、錆などの危険があるためパネルボンドで厚く埋めておきます。

フロアトンネルと後部座席シーリングを剥がすと大穴が開きます

 緑○です。ここは大量にシーリングされています。シーリングを剥がすとパネルがしっかり合わさってないため床に穴が開いてしまいます。ここにパネルボンドをパテのように埋め込んでおきました。恐らく車内の剛性が上がり後部座席への振動が増すだろうと思います。ボディに一体感を出すためには重要な箇所だと思います。

カーペットを戻すと施工状態は完全にわからなくなります

 二日後パネルボンドがほぼ乾いたところでカーペットを戻しました。何事もなかったかのように元通りになります。補強パーツをどんどん追加する方法もありますが、部分的なボディ補強するだけでなくスポット溶接やパネルボンドでパネル合わせ面の剛性アップも必要だと思います。10月後半の施工なため三日後試運転予定です。

 前回の”シーリング剥がしてパネルボンド施工”では施工箇所に計算出来てないためやり逃しがありました。 実は分かってたのですが、それでも十分と考えていたのです。 しかし適当、いい加減が嫌いなので前回までのフロアの施工箇所をもう一度洗い出して検証していました。 今回はそのやり残しをパネルボンド2本で施工しました。 ボディ剛性はこれで十分だと思いますが、パネルボンドをカッターで切断すると僅かですが、 ボンドが残ってるのでこれを車体裏から補強する予定です。

 72時間以上経過後テスト走行しました。
結論から言うとシーリング剥がしての施工、エッジ(縁)、窓枠、ドア縁、Fストラットなどのスポット溶接箇所施工はボディ剛性アップには必須です。 ”どこをどう走っても十分な剛性度が得られる”と断言できます。ハンドル切った時のボディの安定性は捩れ剛性に効いてる証だと思います。

燃費改善したければエンジンチューニング。
座り心地が悪ければシートレール、シート交換。
操作性が悪ければチューニングパーツに交換。
排気管が錆びやすいならチューニングでステンレス製に交換。
ブッシュやモールが劣化すれば純正部品に交換。
ボディ剛性が弱ければパネルボンドで剛性アップ。

車の欠点はチューニングで改善できると思います。
新車買ってもチューニングによる乗り手にあった調律が必要だと思います。
少しずつチューニングしていけば新車時を越える性能で維持できます。

■関連ページ 「ボディ剛性&軽量化メンテナンス」
■関連ページ 「室内内張り剥がしと軽量化  (1/3ページ)」
■関連ページ 「室内パネルボンド施工    (2/3ページ)」
■関連ページ 「内装軽量化し内張り取り付け(3/3ページ)」
■関連ページ 「ボディのクラックと歪み防止」
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