DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYで電装品取り付け(自動車メンテナンス)(シビックEG6) 

電装品取付けに必要な知識(常時電源、ACC、ON、イルミ.など)

  (通算1度目の交換(1DINオーディオ+スピーカー×2対))

 車の電源は、キーを回した時のスイッチで、ACC、ONがあり、 キーを回さずに電源が得れる常時電源、スモール点灯によるイルミ電源があります。

電装系はバッテリー消費が上がるため、純正オーディオコネクタからのオーディオ取り付けだけですが、 基本的なことだけ纏めてみました。

 説明 イメージ

 車の電源はキーを回した位置で電源供給が決定されます。電源取り出し方法は、キーシリンダーの配線から直接取る方法とオーディオ・コネクタやシガーライターなどから取る方法があります。カーナビをつける場合には、この他にサイドブレーキのスイッチや、バックスイッチ(バックカメラ用)をシフトレバーやバックアップランプから取り出す場合もあります。またボディアースも別途必要になる場合があります。

シビックEG6のキーシリンダー



電源について

 電源 説明
常時電源

常時電源とは、キーを回さずに常に出力される電源。主に時計、セキュリティなどです。常時電源は暗電流(待機電力)を使うためバッテリー電源を常に消費します。そのためバッテリー寿命にも影響すると思われます。(バックアップ電源ともいいます。)

IG−ON

IG−ONは、キーをONまで回した時の電源。主にオーディオやカーナビなどは、IG−ONを主電源として使うようです。エンジンが始動していれば約14.6Vのオルタネーター(発電機)が電源です。

ACC

ACCはアクセサリ電源の略称でキーをACCに回した時の電源。殆どの電装製品はACCから電源ONになります。エンジンが停止してるため、出力12.6Vのバッテリーが電源ですが、エンジン始動時はキーONと同じくオルタネーター電源の約14.6Vです。

イルミ

イルミネーションとは、スモールランプ点灯時の電源。スモール点灯はヘッドライト点灯時にも点くためライト全般を意味します。この電源を必要とする電装品はあまりみかけません。

アース

現在の車は−アース仕様でボディに−アースされています。オーディオ・ハーネスにアース線があれば、このアースを使用できますが、ない場合はボディに直接アースする必要があります。またアース線は基本的に黒ですが、黒と決まってるわけではないので注意が必要です。オーディオ変換ハーネスにアース配線があっても車側コネクタにアースがきてるかの確認が必要で、アース線がきてない場合には、ボディーアースを使います。



電源取り出し方法

 電源 説明
オーディオ・コネクタ

純正オーディオから社外オーディオに変更すると、変換ハーネス(変換コネクタ配線)が必ず必要になります。この変換ハーネスには札が付いてて、常時(BACK)、IG−ON(ON)、ACC、イルミ(イルミネーション)の出力配線がわかります。

キーシリンダー

キーシリンダーからの配線は、テスタ、検電灯で調べる必要があります。キーシリンダーを覆うガーニッシュ(カバー)を外す必要があります。

シガーライター

シガーライターはACC電源がとれます。

ヒューズ

ヒューズボックスは、室内とエンジンルームに設置されています。室内電装であれば、室内ヒューズボックスから安全に取り出せます。



電源の見つけ方

 電源 説明
常時電源 

キーOFFでON。

IG−ON

キーONでON、ACCでOFF、キーOFFでOFF。

ACC

キーACCでON、キーONでON,キーOFFでOFF。

イルミ

キーOFFでスモール点灯時にON。

アース

アースされた純正アース端子から、アースする箇所までの導通があれば使用可能。基本的には純正アース線に友締め。



 ※電源取り出し時は、電圧、電流が適正値にあるか? 分岐させる配線が安全な配線か? アースがしっかり取れてるか?  の3点に注意します。 できるなら、オーディオ・ハーネス、シガーライター、ヒューズボックス、室内照明からの取り出しに抑えるべきだと思います。 (※特にバッテリー直結は危険です。)

 純正配線から電気を取り出す、”電源取り出しクリップ”。

この商品は、あたかも正当な製品であるかの如く一般的に使われています。

もう一度よく考えてみましょう。

 ”オーディオケーブルには、接点不良を考えて金メッキされるくらいなのに、配線を挟み込むだけで電源を取り出しています。”

剥き出しの純正配線なら、電源取り出しクリップを使えば簡単に電源を取り出せ、電装品を短時間に取り付けられます。 しかしその代償として、純正ハーネス(配線)を痛め、今後の電装トラブルの元を作るのです。

配線の被服を剥がすことは、配線の酸化を促進させることになり、やがては導通不良の危険が増すということです。 ※その上、更に挟み込んで配線を痛めてるのです。

現在取り付けた電装品は、正常でしょうか?
ETC割引もあって後付けで取り付けた方は多いと思います。
しかし、これこそ”電源取り出しクリップ”を使うので要注意なのです。
(取り付け依頼する場合、電源はオーディオまたはシガーライターと指示すべきです。)

 電装品の電源取り出しは、オーディオ・ハーネス、シガーライター、ヒューズボックスからしかお勧めしません。 キーシリンダーなどに、電源取り出しクリップで取り出すと、接触不良でトラブルになる危険が高まります。 ある目的のために出力されている配線を、勝手に二股にして電源を取り出せば、電流不足による動作不良になる危険があるということです。

 常時電源(暗電流)はバッテリーを消費し、消費電力アップは発電機(オルタネーター)の寿命が縮むため電装系はオーディオのみにしてます。 それでも1DINオーディオ(カロッツェリアDEH−P099)は最大消費電力が10A×12.6〜14.6Vかかっています。

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