タイヤローテーション作業手順(タイヤの寿命を延ばす方法は?)
タイヤを長く使うには、均等にグリップを磨耗させるためタイヤローテーションするべきです。
シビックEG6には、2005年10月、約13万KmでTE37鍛造アルミホイール+ブリジストンPLAY’Sで4本交換しました。
現在約6万Km使用して磨耗はまだ半分で寿命の半分しか減ってません。
車両の軽量化はタイヤの磨耗を減らせます。
今回はフロント・タイヤのショルダー部(角)が減ってきたためローテーションすることにしました。
タイヤローテーションでタイヤの寿命を延ばす
安物の1000円ぐらいのウマ(リジットラック)です。1tないシビックEG6にはこれで十分です。 |
ガレージジャッキを用意。 |
十字レンチ。 |
RAYSのTE37にRAYSのジュラルミンナットのため、ロックナットを使います。 |
車止めも必要です。 |
まずはジャッキアップせず、緩めた上で軽く締め、緩みやすい状態にします。 |
リヤのリフトアップには、牽引フックでも軽いため問題なく上がりますが、最も安全な方法はメンバーに当て板をして上げます。 |
ガレージジャッキを使ってウマをかけます。 |
フロントのリフトアップには、専用のジャッキアップポイントが用意されてますが、何度も使うと潰れて滑るためメンバーに当て板をして上げます。 |
すべてのタイヤを外し、前後でローテーションします。タイヤの回転方向を考えた、前後入れ替えがローテーションの基本です。ジャッキで上げ、加重のかからない状態で十分に締めつけておきます。 |
(前回作業した強化サスペンション・ブッシュはサスペンションが延びきってもはがれず定着しています。強化ブッシュとしての効果は十分であることを確認しました。) |
ウマを下してガレージジャッキを半分下ろし、回り止めした状態でトルクレンチで適正トルクで締めておきます。ホンダ車は11Kgf・m(110N・m)が基本です。 |
シビックEG6のサスペンションは優秀で、F/Rともダブルウィッシュボーン・サスペンション。 フロントは舵を取るためショルダー部は丸く減りますが、リヤは均等に減り方減りせず、タイヤの磨耗が少ないです。
最近の車は、アライメント調整が甘いFストラット、Rトーションビームが主流で均等に減らない車も多くあります。 車購入にはデザインだけでなく、基本性能がしっかりした車を見極めて購入することが重要です。
デプスゲージでタイヤ残り溝を確認する
量販店で売ってるデプスゲージは正確な測定が難しいため、真っ当な製品を購入。 |
価格約1800円。ウエアインジケーター(スリップサイン)でなく、溝の深さを計測。 |
純正スプリング、純正ショックアブソーバーです。 |
タイヤ残り溝をデプスゲージで測定(DATE2010/11/29 約6万Km走行で計測)
左 | 右 | フェンダーとの隙間 | |
フロント | L4.0mm/R3.9mm | L3.9mm/R3.9mm | 約85mm |
リヤ | L4.1mm/R4.0mm | L4.0mm/R4.1mm | 約80mm |
タイヤ ブリジストンPlay’z PZ−1(195/55R15 84V)
2005年10月約13万Km〜2010年12月約19万Km(約6万Km走行)
110Kgほどの軽量化もあって、フェンダーとのクリアランスは約80mm。
タイヤの減り具合も均等であることを確認。
EK9用スプリングで車高ダウンを考えてますが、未だ検討中。(^^;
タイヤローテーションが必要なのは、フロントタイヤが舵を切るため、ショルダー部(角)が減りやすいことにあります。
しかし最近のトーションビームのサスペンションは、リヤタイヤまでもショルダー部が減る傾向にあります。
それでも駆動輪はタイヤの磨耗が早いためローテーションは重要です。
※タイヤの寿命が最も長いと言われるメーカーは、ミシュラン。 ミシュランタイヤは若干高いですが、車種によっては10万Kmほど持つケースもあるようです。 ブリジストンでも高級タイヤでは長持ちするようです。 何れにしても安いタイヤは早く減り、サイドウォールが柔らかいため乗心地と安定性も悪く、結局損することになる気がします。 |