高性能ラジエターホースに交換(アッパーホース、ロアホース交換)
ラジエターホース交換の定番は、アッパーホース、ロアホース。 このホースはラジエターコアに直接刺さる最も太いホースで最も劣化しやすいホースなのです。 シビックEG6は2004年3月約11万Km純正アッパーホースが破裂したのです。 原因は、高圧ラジエターキャップを付けたことにありました。
もう一つの原因は、ゴムのメンテナンスのラバースプレーをラジエターホースにも塗ったことにあります。(^^;汗 よって悪いのは純正ラジエターホースではないですが、レース用の高強度ホースを試してみました。
高性能ラジエターホースに交換(アッパーホース、ロアホース交換)
SPOON製 SEPラジエターホース。EG6、EK4、EK9はラジエターホースが共通のため、未だに購入可能です。 |
現在も悪くなってるわけではありません。純正ラジエターホースもEK4、EK9と共通のため改良されてるのか、交換してからの強度も問題ありません。 |
ラジエターコアのドレンを開いてLLCを抜きます。 |
アッパーホース、ロアホースは、ホースバンドが大きいため比較的に簡単に外れますが、・・・意外にバンドを外すのに手間がかかるので要注意。 |
SPOON製ラジエターホースは完全な純正形状です。他メーカーでは僅かに形状に違いがある可能性はあります。 |
ホースバンドは、板状のネジ式バンドを使います。 |
ホースバンドは後々のメンテナンスを考慮して向きを考えて取り付ける。 |
左のパーツはサーモスイッチで約8万Kmで定期交換すべきです。そのため、交換を考慮してバンドのネジは右側にします。 |
工具は写真の物があると便利です。バンドを締め付けるため長いマイナスドライバがあると便利です。 |
取り付けは比較的簡単です。次はエア抜き作業。
高性能ラジエータホースに交換(ラジエタークーラント(LLC)のエア抜き)
ヒータホースを外してLLCを循環して全交換します。 |
エンジンキーオンにしてヒーター側にレバーを移動し、ヒーターコアのバルブを開いておきます。 |
ラジエターコアのキャップ口に水を注ぎます。 |
ラジエターコアからの水は、エンジンのウォータージャケットとヒーターコアへ流れていきます。 |
水が綺麗になったら、ラジエターホース経路の水抜きをします。 |
ヒーターホース、ドレンを締め付け、クーラント(LLC)をキャップ口から注ぎます。EG6のラジエター液全量は4.6Lです。50%濃度が適正のため2.3L注ぎます。私の場合はSPOON製40%コア増しラジエターのため2.7Lほど入れました。 |
残りは水を足して満水にし、エンジンをかけて、ラジエターキャップは外したままエア抜きします。減った分だけ水を足します。 |
ラジエターの冷却構造は、サーモスタットの弁が閉じてる間はエンジン内部でLLCが循環します。温まるとサーモスタットが開きラジエターコアに流れ始めます。アッパーホースとロアホースの温度差がなくなればファンが回りだす頃です。 |
※エンジン暖気にアクセルを踏むのはNG。特に二層式ラジエターは注意で自然暖気させてファンが回るのを待ち、3回まわったら締めて終了です。 |
エア抜き、試走行を終えた翌日、エンジンルームを覗いてみると、・・・、ホースが潰れてたのです。(^^;汗 原因はラジエターキャップの吸入弁が開かなかったことで、リザーバータンクから吸入できなかったようです。(5年近く未交換でした。(^^;汗) |
ラジエターホースで最も弱い箇所はアッパーホース、ロアホースで間違いないようです。 太いホースほどへたりやすいのです。
純正ラジエターホースもストリートでは耐久性と性能は十分で、今回の交換も必要はなかったのですが、 レースなどのチューニング用ラジエターホースを知る目的を兼ねて購入してみました。(笑)
SPOON製SEPラジエーターホースには、ネジ式ホースバンドを付けたのですが、
走行中にホースバンドのネジが緩みやすいことが判明。
走行振動によりロアホースのラジエター側ホースバンドが緩んでLLCが僅かずつ減少したのです。
それもなんと漏れに気が付いて増し締めしたにも拘らず2度滲んでました。(リザーバータンクで3cmほど減少)
※ネジ式ホースバンドは、タッチペンなどによる塗装による回り止め、シールパッキンによる回り止めをお勧めします。(^^; |