エンジンオイル性能比較(鉱物オイルと化学合成オイルの比較)
シビックEG6で、10年以上の間に使ってきたエンジンオイルについて、比較評価を纏めて見ました。 あくまでも、チューニングされたB16Aエンジンでの比較結果です。 車メーカー、車種や、エンジンなど、比較していないオイル銘柄もあり、完全な評価をしていませんが、 MT車のシビックEG6(B16Aエンジン)1車種によるエンジンオイル比較です。 多少でも参考になれば幸いです。
購入した鉱物オイルと化学合成オイルの評価
画像 | 項目/評価 |
カストロール XF−08 SM 5W−40(部分合成) | |
カストロール EDGE SM 5W−40(化学合成) | |
モービル1 DE SM 5W−40(化学合成) | |
モービル1 RM 10W−30(化学合成) | |
カストロール RS 10W−50(化学合成) | |
エンジンオイルについての重要な知識と評価
項目/評価 |
エンジンオイルがしゃびしゃびになる原因 |
エンジンオイルが硬くなる原因 |
オイルの劣化が始まる走行距離 |
化学合成オイルと鉱物オイルの違い |
鉱物オイルのエンジンフィーリング |
化学合成オイルのエンジンフィーリング |
オイルの粘度によるフィーリング |
オイルのマルチグレード(粘度)によるフィーリング |
セミシンセティックオイル(部分合成オイル)とは? |
オイルメーカー別のオイルの評価 |
モリブデン配合オイルの評価 |
エンジンオイル交換で気をつけること |
エンジンオイルが減る原因 |
オイルプレッシャースイッチとオイルの関係 |
(2009/01/27) |
(2009/4/--) |
(2009/10/07) |
(2010/01/10) |
カストロールRS 10W−50は、ホームセンターなどの特売で2980円で安く販売されることがあるため現在継続使用しています。(2009/10〜)
XF−08は部分剛性のためか、化学合成には明かに劣ることを確認してますが、
RSは100%化学合成で継続使用しても他の化学合成オイルと比較して見劣る点は感じられませんでした。
2500Km以内で交換すると、磁石ドレンの鉄粉は5Wオイルに比べて少なく、5W化学合成オイルが2000Km以内で劣化を感じるのに対し、
10W化学合成オイルは2500Km近くまで劣化を感じませんでした。
(※オイルが硬くなってもオイル自身が酷く汚れてるわけではありません。)
やはりエンジンオイルは、始動時(低温時)の油膜が厚い10Wを使用し、走行時(高温時)にはストリートやサーキットなどの使用条件に合わせて−30〜−50を使う。 これが正解だと思います。 今後も10W−30(30〜50)を使い続けることにしました。
(2010/04/20) |
(2010/11/01) |
オイルが劣化する本当の原因 燃料が溶け出すことで、オイルの油膜と粘度が失われる。 これが事実であることは、多数のオイルブランドメーカーが謳っており明らかなようです。 燃料が溶け出す原因には、圧縮リング、オイルリング、ピストンクリアランス、バルブシール、ブローバイガスの循環などが考えられ、 特に現在の車はブローバイガスを再度燃焼行程に戻すクローズドタイプのため、オイル、燃料、燃えカスが循環しています。 これがもっともオイル劣化の原因にあるようなのです。 EG6は点火系までフルチューニングで燃焼効率を最大限に上げてますが、 それでも化学合成オイルの劣化は2000Km。 B16Aエンジンの問題なのか、走行23000Km〜190000Kmの現在までも 化学合成オイルは2000Kmでオイルが硬くなり、走行フィーリングが悪くなります。 |
オイルキャッチタンクでエンジンオイルの劣化を防止できるか?
オイル劣化の原因は、オイルに燃料が少しずつ溶け込むため。
ピストンリングやバルブシールなどから僅かずつオイルに溶け込んで希釈してしまうことが原因のようです。
そのためオイルキャッチタンクをPCVバルブ−インマニ間のオイルが最も溜まり効果的な箇所に取り付けても、劣化を抑えることは出来ませんでした。 |