F・キャリパーシール交換(F・キャリパー・オーバーホール)
ディスクブレーキ・キャリパーシールの交換時期は、10年、10万Kmが目安と思います。
この頃にキャリパーのシールからブレーキオイルの滲みが見られることがあります。
シビックEG6は10万5千Km走行で既に交換済みですが、現在の17万Km過ぎでシール交換することを検討しはじめました。
現在F/Rとも固着はなくシールからの漏れもありませんが、メンテナンスはできる余裕のあるときにやるという考えです。
(リヤキャリパーは、2ページ目です。)
フロント・キャリパーシールの完全交換手順
マスターシリンダーが空にならないように密閉すると、エア抜き時のトラブルを未然に防げます。 |
外したキャリパーです。 |
上二つがキャリパーのボルト、下がブレーキホースのボルトです。ブレーキホースのパッキンは分解時交換です。 |
空気入れでピストンは簡単に押し出せます。 |
+7万Kmで2回目のオーバーホールです。錆が更に多く発生してました。(^^;;;汗 |
ブーツの固定される溝から手前は前回オーバーホール時も錆があり、今回は更に錆びは増してるようでした。ブーツ部分の錆びだけで損傷はありませんが、次回はアセンブリ交換すべきだと思います。 |
ナイロンブラシで清掃し、シリンダーは8000番の紙やすりで磨きました。(2000番程度でも問題はありません。) |
シールを付け、WACOSのシリコングリスを今回は多めにつけておきました。ブーツ部分には錆び止めのため特に多めにします。(塗りすぎるとグリスが詰まるとの話もありますので注意) |
ピストンが錆びてるように見えますが、これは前回つけたグリスが錆で茶色くなっただけでした。 |
ふき取ると新品レベルまで綺麗になります。ここも8000番の紙やすりで磨きます。 |
シリンダーが接触する側面にシリコングリスを薄く塗ります。 |
使った工業用のフィルムタイプの紙やすりです。 |
キャリパーシールパッキンは、ホンダ純正品を使います。2組で3570円です。 |
ブーツにはシリコングリスを内外にしっかり塗布しておきます。 |
肝心のブーツ取り付け時の写真を撮り忘れました。(^^;;;汗 |
前回のキャリパーシール交換は約10万5千Km、今回は約17万5000Kmです。 次回は27万Km以上を考えています。 キャリパーの固着や漏れはありませんでしたので+10万Kmは問題ないと思います。
F・キャリパーシール交換は比較的簡単ですが、それでも素人作業では危険です。
ブレーキ系は重要保安部品で分解整備のできる整備工場でしか作業できないので注意してください。
(※個人の車なら問題ないはずですが事故に直結するため要注意です。)
ホンダ純正キャリパーシールキットには、専用のグリスが2種類入ってますが今回も使ってません。 WAKOS製ブレーキ用耐熱グリスでカップ、駆動部をグリスアップしてます。 ピストン、シリンダー部にはグリスを塗布しないと後々固着の原因になります。 |