DIYチューニング&メンテナンス(シビックEG6整備履歴)
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DIYでキャリパー・オーバーホール(シビックEG6)

R・キャリパーシール交換(R・キャリパー・オーバーホール)

  (通算2回目のオーバーホール)

 ディスクブレーキ・キャリパーシールの交換時期は、10年、10万Kmが目安と思います。 この頃にキャリパーのシールからブレーキオイルの滲みが見られることがあります。 シビックEG6は10万5千Km走行で既に交換済みですが、現在の17万Km過ぎでシール交換することを検討しはじめました。 現在F/Rとも固着はなくシールからの漏れもありませんが、メンテナンスはできる余裕のあるときにやるという考えです。
(フロントキャリパーは、1ページ目です。)

ブレーキオイル交換は車検毎が目安ですが、毎年実施しキャリパーとパッドのメンテナンスも行ってます。 そのためオーバーホールの必要はないですが、30万Kmまでは持たないので必ずどこかで実施が必要になります。

リヤ・キャリパーシールの完全交換手順

リザーバータンクは、このように密閉しておくと作業中の漏れを最小限にできます

 マスターシリンダーのエア抜きトラブルを回避するため密閉してブレーキオイルを漏れなくします。

外したブレーキホースもブレーキオイルが垂れないようにビニール袋で密閉します

 ブレーキホースにもビニールで蓋をしましたが、今回はブレーキリザーバータンクの密閉失敗で漏れてきてました。(^^;;;汗 

リヤ・キャリパーはサイドブレーキと兼用になっています

 リヤ・キャリパーはサイドブレーキ兼用になっていて、キャリパーは複雑な構造です。
写真では見にくいですが、サイドワイヤー上のスプリング機構の出っ張り部がピンと接触してない場合は、引きずりのためサイドブレーキ調整が必要です。

サイドブレーキワイヤー・ステーを外します

 ピンを抜いてサイドワイヤーを外します。

リヤ・キャリパーです。(シビックEG6純正)

 外したリヤ・キャリパーです。

リヤ・キャリパーに付随するボルトとクリップです

 上2本がサイドワイヤー固定用ボルト、下2本がキャリパー固定用ボルト、下右がサイドワイヤーのワイヤー固定用クリップです。ブレーキホースのボルトも外します。

キャリパーシール交換は純正シールを使います

 ホンダ純正のキャリパーシールキットです。二組で3654円です。今回は内部のスナップリングも安全のため購入しました。(2つで492円)

キャリパーをブレーキクリーナーで綺麗に洗います。※水洗いは錆びの原因になります

 オイル受けに入れてブレーキクリーナーで綺麗に清掃しておきます。

R・キャリパーのピストンは回して引き出します

 リヤはピストンがネジ式です。ノーズプライヤーまたはラジオペンチで簡単に外せます。専用工具は要りません。

キャリパー・ピストンはそれほど汚れていません

 このように外れてきます。ピストンはそれほど汚れはありませんでした。

キャリパーのシリンダーはブーツの溝が錆びだらけでした。

 シリンダーはブーツ部分がどうしても錆びてきます。前回の10万5千Km時より、今回の約17万5千Km時は錆が酷くなりました。(^^;;;汗

キャリパー内のシールは先の細いドライバーなどで外します

 細いマイナスドライバーなどがあるとシール交換、錆び落としに役立ちます。

リヤ・キャリパーはスナップリングを外すため、専用のプーラーが必要です

 リヤ・キャリパーシールには、スナップリング用の専用工具が必要になります。

キャリパーのシリンダーとピストンは、8000番のサンドペーパーで磨きました

 工業用の4000、6000、8000番のフィルムタイプの紙やすりです。綺麗に磨けばブレーキの動作も更にスムーズになり固着も回避できるはずです。

キャリパー奥になるスナップリングを外します

 このように差込み外すのですが、・・・この工具では太いので、もう一式先端が細い工具を用意して写真の工具と併用して取り外します。
※ここが難関で細く長い工具とスナップリング穴が小さいことに注意。

ナイロンブラシで錆を清掃し、サンドペーパーで磨いたキャリパーです

 スナップリングを外すと、内部のネジなど一式が外れます。写真はシリンダー部を清掃した状態です。シリンダー部に傷はありませんでした。

スナップリングを外すとこのようなパーツが外れてきます

 スナップリングで固定されているパーツです。これを外すのが難しいのです。取り付けるときもシリンダに傷を付けないように慎重な作業が必要です。

カップを交換し組みなおします

 カップの向きに注意し、パーツひとつひとつの向き順番を間違えず、WAKOS製シリコングリスでグリスアップしこのように組んでおきます。

スナップリングです

 スナップリングです。これで内部のパーツは固定されています。取り外しと取り付けでシリンダーに傷をつけないように注意します。

シリコングリスを塗布してから組みつけます

 シリンダーをブレーキクリーナーで清掃し、シリンダーを6000番、8000番の紙やすりで磨き、シリコングリスを塗布しパーツを組みなおします。

ピストンもサンドペーパーで軽く磨きグリスを塗布します

 ピストンもペーパーがけし、シリコングリスをシリンダーと接触する面に塗布します。

ブーツもシリコングリスで覆っておきます

 べとべとに表裏をシリコングリスで塗っておきます。R・キャリパーはネジ式のためピストンをねじる場合の潤滑が悪いと破れる危険があるためです。

ブーツを挟み込んでピストンを組み付けます

 ブーツ取り付けは、シリンダーの溝、ピストンの溝にブーツを挟み込むのですが、この作業は経験が必要になります。
※R・キャリパーに限っては、ピストンが引っかかりなく回ることが重要なため難易度はF・キャリパー以上です。

スライドピンは3ヶ月前に変えたばっかりなのでそのままいきます

 取り付け後はサイドワイヤーの張り具合を確認し、サイドワイヤーの取り付け部分の凸部に駆動部が当たってるか確認し、ワイヤーを調整します。次はエア抜き作業です。

前回10万5千Km、今回17万5千Kmとも漏れ、固着はありませんでした。 ブレーキオイルを頻繁に交換してもキャリパーシール部まではオイルが回らないためかしっかりメンテナンスしても錆びは抑えられなかったようです。

 R・キャリパーの注意点は、サイドワイヤー、スナップリング、ブーツです。 この3点はF・キャリパーより難度が高いため要注意です。 サイドワイヤーはブレーキ引きずり、スナップリングはシリンダーに傷を付けないこととカップの向きなど、ブーツは経験がないと嵌めるのが難しいと思います。

 キャリパーはメンテナンスフリーのように思われがちですが、10年も経てば距離に関係なく、錆びや固着の危険性が高まります。 シリンダーとピストンにはブレーキ用耐熱グリスを使うことで漏れ、キャリパー固着は前回交換同様に危険性は少ないと思います。

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