ブレーキオイル交換方法(ブレーキライン・エア抜き作業手順)
今回は4輪キャリパーシール交換を実施したのでブレーキ・ラインのエア抜きを実施しました。 ブレーキ系のエア噛みはマスターシリンダー、キャリパーが最も多いので、同時交換は避けるべきで、 今回はマスターシリンダーのリザーバーに蓋をすることで、エア噛みを最小限にしブレーキフルードを垂れ流さないように工夫しました。
ブレーキオイル交換作業手順
写真下の10ミリメガネのショート(短いもの)が適しています。長いメガネレンチでは締めすぎの危険があります。写真上はクラッチフルード交換時、レリーズシリンダーに使いました。 |
ブレーキ・リザーバーをスポイトで抜き取ります。写真のはファンヒーター用の灯油抜きに使うものです。(^^) |
チェックバルブ(逆止弁)と透明ホース。それから適当な缶のゴム蓋にホースを通した自作エア抜きツールです。 |
ブレーキリザーバーのフィルタを外してブレーキフルードを注ぎます。ブレーキフルード缶を逆さまにおいてもよいです。 |
ブレーキフルードは毎回同じものがよいと思います。DOT4のホンダ製を使います。 |
ブリーダースクリューは45度緩めればOKです。それ以上緩めるとネジ部から漏れるためエアが混入する危険があります。 ※詳しい作業方法は、こちらを参照ください。 |
ブリーダー、ホース取り付け部をブレーキを踏んで液漏れと締め付けチェック。サイドブレーキの引き代、引きずり、リザーバーの液量チェック。ブレーキペダルにふわふわ感がないかチェック。 |
ブレーキ系のメンテナンスはリザーバータンクをゴム板で密閉することがお勧めです。 ブレーキフルードは劇物で道路にまいてしまうと汚染されるためなるべくこぼさないようにします。 また、液がボディなどに付着すると塗装が剥がれたり、変色するので、付着したら直ぐに水で洗い流します。
キャリパーのオーバーホールをすると、100%エアが残ります。
前回10万5千Km、今回17万5千Kmとキャリパーシール交換するたびにブレーキが深くなり、サイドブレーキが甘くなりました。
これを解消するには、走行してブレーキローターが高温になるまでブレーキを使い込み走りこんだあと直ぐにエア抜きします。
熱によりエアが膨張することと、エアがブリーダー近辺に移動するようです。エア混入はリヤ・キャリパーです。 |