クラッチホース交換と作業方法(ステンメッシュクラッチホースに交換)
すっかり記憶になく忘れてたのですが、5〜6年前に純正ブレーキホースで交換してました。 当時は純正重視でステンメッシュホースを疑ってました。 今回はDC2Rクラッチカバーでクラッチレバーが重めのため、クラッチをしっかり踏むためにもステンメッシュ・クラッチホースに交換します。 今回はSPOON製ステンメッシュ・クラッチホースに交換しました。
クラッチホース交換方法
SPOONのWEBページでは銀色の一般品に見えたのですが、実際の製品は質感の高い黒い皮膜に包まれ、SPOONのロゴ付きクラッチホースでした。 |
ホースを外すとクラッチリザーバーからブレーキオイルが抜けるので、リザーバー自身を密閉しておくと真空状態でブレーキオイルが殆ど抜けなくなります。 |
左右に伸びてるホースを交換します。 |
クラッチホースは、フレアにしたホースを締め付ける構造です。締め付けすぎも緩め過ぎも禁物で、簡単に見えて非常に難しい作業なのです。 |
左右の継ぎ目は同じ形状です。ですからSPOON製クラッチホースは向きはありません。どちらに繋いでも構いません。 |
このようなホース専用のスパナを使います。硬く閉まってるため、ウォーターポンププライヤで片側を挟んで緩めました。 |
SPOON製クラッチホースの方が若干長めにできています。純正品は12ミリで片側はブラケットに引っ掛ける構造ですが、SPOON製は12ミリの19ミリとなっています。ですからスパナ19ミリが必要になります。(ホース用19ミリスパナは販売されてないと思います。こちらはスパナでOKです。) |
※フレアナットの締め付けトルクには注意が必要です。ペンで印を付けて取り外す。または、短いホース用スパナを締め付けトルクの基準で良いと思います。フレア構造でフレアを潰してしまうと、フレアツールなるものでフレアを作り直す必要があります。 |
内部のフロートを取り出し、ブレーキフルードを逆さに立てて抜きます。 |
レリーズシリンダ(スレーブシリンダ)のブリーザを45°ほど緩めてクラッチペダルを踏んでは戻しの繰り返しを手で行います。僅かに締め具合を硬くしておいて、クラッチペダルを2,3回踏み(踏み込んだままにして)ブリーザを閉じます。 |
ブレーキフルードをどうしてもこぼしがちになりますから、リザーバー周辺とブリーザ周辺を作業後直ぐに水で洗っておきます。
クラッチの踏み応えチェックとホースからの漏れをチェックします。
ブレーキ系は、簡単と舐めてかからないほうがいいです。
ミッションやクラッチを長く持たせるためには、”クラッチペダルをしっかり踏んでシフトチェンジが重要”との記事を読み、交換することにしました。 まだ実走行が少ないので詳しいことは話せませんが、確かに純正のゴムホースよりしっかり踏めてる感覚がありました。
エア抜きを2回終えてからのクラッチフィーリングです。 クラッチペダルが重く感じるようになり、しっかり踏めてることは間違いないと思います。 (※エア抜き1回ではクラッチペダルの戻りに僅かな違和感があり2度抜きしました。)
クラッチホースのエア抜き後の走行でなんとなくフィーリングが悪い気がして走行2,3回重ねた後、抜き直しました。 ブレーキキャリパやクラッチ系などパーツ交換時のエア抜きは、一度で抜け切らないようです。 抜けてるか確認の意味でも2度抜きがお勧めです。 |