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* 有吉文学のテーマ ***
社会的問題

高度な社会的関心によって、問題提起のために書かれた作品です。
困難に負けずに立ち向かう人々を描き、読者に勇気と感動を与えます。

*作品名をクリックすると「読書記録」を読むことができます*

非 色
進駐軍の黒人兵士と結婚し、ハーレムで暮らすようになった日本女性の物語。彼女の目に映る複雑な人種差別の実態。その絶望的な状況を、彼女は乗り越えることができるのか。
恍惚の人
痴呆老人を扱って、当時の流行語にもなったほどの有名な作品。誰もが避けることのできない「老い」。身近な家族が痴呆になったら、もし自分が痴呆になったら。深刻な問題を暗くならずに読ませる名作。
複合汚染
さまざまな毒性物質の複合汚染によって、私たちの環境は恐ろしいことになっていた。著者はストーリーテーラーとしての能力を遺憾なく発揮し、分りやすく、読みやすく、その問題を描出してくれている。
複合汚染その後
『複合汚染』の読者である著名人との対談。『複合汚染』で問題提起された内容が、さらに掘り下げて検討される。
最後の植民地
ブノワット・グルー著、有吉さんとカトリーヌ・カドゥの共訳の評論である。テーマは「女性差別」。「最後の植民地」とは、女性のことなのだ!
ケイトンズヴィル事件の九人
ベトナム戦争に反対して徴兵書類を焼き払うという事件を扱った裁判劇の翻訳である。動きはないが、描出されたアメリカの良心に喝采を送りたい。
ぷえるとりこ日記
ニューヨークの名門女子大生39名が、プエルトリコへ研修旅行に行く話。会田崎子とジュリア・ジャクソンの日記を交互に配置して、作品が構成されている。彼女等二人の感じ方の違いが興味深い傑作。
海 暗
自然は豊かであるが、これといった産業もなく、若者が少なくなる一方の伊豆七島の御蔵島。そんな島に生きるオオヨン婆の姿を通して、離島の現実を考えさせられる作品である。
日本の島々、昔と今。
離島めぐりのルポルタージュである。主に漁業の現状について調べているが、それだけに留まらない。日本の隅々に位置する離島の歴史や当時の状況が、興味深く描かれている貴重な資料だ。

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